【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR左沢線 (北山形駅～左沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.0万円/坪(11.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -32.7％( -19.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 24 件(１年前(2024年)に比べて -27.3％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.2年(昨年 16.9年から +49.3 ％増)。平均土地面積は 92.0 坪 (昨年 119.0 坪から -22.7 ％減)。平均建物面積は 78.3 坪 (昨年 51.5 坪から +52.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全ての駅において下落した。
上位 1 駅(寒河江駅)は -29.1 ％(坪単価 -13.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(羽前山辺駅)は -89.6 ％(坪単価 -47.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 36.7 ％ → 2025年 31.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 16.9 年 → 2025年 25.2 年、+49.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.7 ％ → 2025年 27.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 18.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北山形駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.7万円/坪(14.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -33.1％( -24.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(１年前(2024年)に比べて -15.4％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった羽前山辺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -89.6％( -47.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR左沢線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 北山形駅 | 48.7万/坪 (29.1年/80.3坪) | 72.7万/坪 (16.0年/97.8坪) | 89.2万/坪 (18.5年/66.3坪) |
| 東金井駅 | 46.9万/坪 (25.7年/102坪) | 98.1万/坪 (5.0年/66.6坪) | 42.8万/坪 (33.0年/81.7坪) |
| 羽前山辺駅 | 5.5万/坪 (59.0年/63.5坪) | 53.2万/坪 (20.0年/149坪) | 40.7万/坪 (26.5年/67.3坪) |
| 羽前金沢駅 | - | - | - |
| 羽前長崎駅 | - | 5.4万/坪 (39.0年/244坪) | 31.4万/坪 (32.0年/121坪) |
| 南寒河江駅 | - | - | 0.28万/坪 (48.0年/63.5坪) |
| 寒河江駅 | 32.5万/坪 (13.8年/115坪) | 45.8万/坪 (16.1年/132坪) | 31.0万/坪 (28.5年/107坪) |
| 西寒河江駅 | - | 34.0万/坪 (25.0年/121坪) | 26.8万/坪 (48.0年/113坪) |
| 羽前高松駅 | 14.2万/坪 (16.0年/78.7坪) | - | 17.1万/坪 (30.0年/247坪) |
| 柴橋駅 | - | - | - |
| 左沢駅 | - | 21.7万/坪 (21.0年/113坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
寒河江駅 32.5 万/坪(昨年同期比 -29.1 ％)
寒河江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.5万円/坪(9.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -29.1％( -13.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて -12.5％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 13.8年(昨年 16.1年から -14.2 ％減)。平均土地面積は 114.5 坪 (昨年 131.6 坪から -13.0 ％減)。平均建物面積は 81.7 坪 (昨年 52.0 坪から +57.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 16.1 年 → 2025年 13.8 年、-14.2 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 43.6 分 → 2025年 37.1 分、-14.9 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 12.5 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 12.5 ％ → 2025年 50.0 ％)
羽前山辺駅 5.5 万/坪(昨年同期比 -89.6 ％)
羽前山辺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -89.6％( -47.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 59.0年(昨年 20.0年から +195.0 ％増)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 149.2 坪から -57.4 ％減)。平均建物面積は 47.6 坪 (昨年 44.9 坪から +6.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 24.7 分 → 2025年 9.0 分、-63.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 20.0 年 → 2025年 59.0 年、+195.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示