【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年10月〜12月期のJR左沢線 (北山形駅～左沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.9万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -6.4％( -3.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 26 件(１年前(2023年)に比べて -40.9％( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.4年(昨年 28.4年から +28.1 ％増)。平均土地面積は 105.8 坪 (昨年 105.2 坪から +0.6 ％増)。平均建物面積は 58.0 坪 (昨年 46.7 坪から +24.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。東金井駅、羽前山辺駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは羽前山辺駅で昨年に比べ +36.7 ％、坪単価は 56.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(羽前山辺駅、東金井駅)は +33.3 ％(坪単価 +17.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(左沢駅、羽前長崎駅)は -59.2 ％(坪単価 -16.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.3 ％ → 2024年 11.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 ％ → 2024年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 28.4 年 → 2024年 36.4 年、+28.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 50.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 16.7 ％ → 2024年 4.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東金井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.4万円/坪(25.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +30.0％( +19.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった左沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.0万円/坪(1.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -64.2％( -9.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR左沢線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 北山形駅 | 42.9万/坪 (33.2年/68.4坪) | 54.2万/坪 (29.8年/85.3坪) | 84.3万/坪 (6.9年/56.9坪) |
| 東金井駅 | 84.4万/坪 (17.2年/78.1坪) | 64.9万/坪 (27.8年/84.7坪) | 62.8万/坪 (24.3年/66.6坪) |
| 羽前山辺駅 | 56.9万/坪 (43.1年/113坪) | 41.6万/坪 (24.8年/102坪) | 47.1万/坪 (37.0年/69.2坪) |
| 羽前金沢駅 | - | 7.8万/坪 (66.8年/169坪) | - |
| 羽前長崎駅 | 19.9万/坪 (49.8年/124坪) | 43.5万/坪 (23.8年/291坪) | 16.0万/坪 (27.8年/169坪) |
| 南寒河江駅 | - | - | - |
| 寒河江駅 | 22.4万/坪 (39.2年/155坪) | 35.7万/坪 (24.0年/104坪) | 27.6万/坪 (29.4年/123坪) |
| 西寒河江駅 | - | 81.5万/坪 (24.3年/81.7坪) | 12.6万/坪 (55.8年/239坪) |
| 羽前高松駅 | - | - | 8.7万/坪 (0年/545坪) |
| 柴橋駅 | - | - | - |
| 左沢駅 | 5.0万/坪 (57.8年/105坪) | 14.0万/坪 (52.8年/142坪) | 8.6万/坪 (34.8年/176坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
羽前山辺駅 56.9 万/坪(昨年同期比 +36.7 ％)
羽前山辺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.9万円/坪(17.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +36.7％( +15.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.1年(昨年 24.8年から +74.1 ％増)。平均土地面積は 112.9 坪 (昨年 102.3 坪から +10.3 ％増)。平均建物面積は 64.5 坪 (昨年 43.4 坪から +48.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 14.8 分 → 2024年 11.7 分、-21.3 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.7 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 24.8 年 → 2024年 43.1 年、+74.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 ％ → 2024年 66.7 ％)
東金井駅 84.4 万/坪(昨年同期比 +30.0 ％)
東金井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.4万円/坪(25.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +30.0％( +19.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.2年(昨年 27.8年から -38.2 ％減)。平均土地面積は 78.1 坪 (昨年 84.7 坪から -7.7 ％減)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 35.8 坪から -1.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 27.8 年 → 2024年 17.2 年、-38.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 40.0 ％)
左沢駅 5.0 万/坪(昨年同期比 -64.2 ％)
左沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.0万円/坪(1.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -64.2％( -9.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 57.8年(昨年 52.8年から +9.5 ％増)。平均土地面積は 105.1 坪 (昨年 142.2 坪から -26.1 ％減)。平均建物面積は 52.2 坪 (昨年 25.7 坪から +102.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 120.0 分 → 2024年 4.5 分、-96.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
羽前長崎駅 19.9 万/坪(昨年同期比 -54.2 ％)
羽前長崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.9万円/坪(6.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -54.2％( -23.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 49.8年(昨年 23.8年から +109.5 ％増)。平均土地面積は 124.0 坪 (昨年 291.2 坪から -57.4 ％減)。平均建物面積は 198.9 坪 (昨年 70.3 坪から +182.8 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 23.8 年 → 2024年 49.8 年、+109.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 13.0 分 → 2024年 14.5 分、+11.5 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示