【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期のJR仙山線 (面白山高原駅~羽前千歳駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.9万円/坪(23.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +10.0%( +7.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 13 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.9年(昨年 21.4年から -11.7 %減)。平均土地面積は 78.5 坪 (昨年 113.0 坪から -30.5 %減)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 45.1 坪から -9.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。羽前千歳駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは楯山駅で昨年に比べ +100.7 %、坪単価は 56.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(楯山駅)は +100.7 %(坪単価 +28.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(羽前千歳駅)は +13.6 %(坪単価 +11.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 21.4 年 → 2025年 18.9 年、-11.7 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 30.4 % → 2025年 38.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 16.0 分 → 2025年 19.7 分、+22.8 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 26.1 % → 2025年 30.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった羽前千歳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.9万円/坪(27.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +13.6%( +11.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2024年)に比べて -57.1%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった楯山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.9万円/坪(17.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +100.7%( +28.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR仙山線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 面白山高原駅 | - | - | - |
| 山寺駅 | - | - | - |
| 高瀬駅 | 2.5万/坪 (54.3年/78.7坪) | - | 13.5万/坪 (51.0年/118坪) |
| 楯山駅 | 56.9万/坪 (33.2年/73.6坪) | 28.4万/坪 (34.5年/193坪) | - |
| 羽前千歳駅 | 91.9万/坪 (10.2年/80.2坪) | 80.9万/坪 (18.6年/93.1坪) | 61.5万/坪 (26.5年/135坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
楯山駅 56.9 万/坪(昨年同期比 +100.7 %)
楯山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.9万円/坪(17.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +100.7%( +28.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.2年(昨年 34.5年から -3.7 %減)。平均土地面積は 73.6 坪 (昨年 192.7 坪から -61.8 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 57.8 坪から -50.3 %減)。
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 % → 2025年 66.7 %)
羽前千歳駅 91.9 万/坪(昨年同期比 +13.6 %)
羽前千歳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.9万円/坪(27.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +13.6%( +11.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2024年)に比べて -57.1%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 10.2年(昨年 18.6年から -45.4 %減)。平均土地面積は 80.2 坪 (昨年 93.1 坪から -13.9 %減)。平均建物面積は 47.2 坪 (昨年 41.8 坪から +13.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 18.6 年 → 2025年 10.2 年、-45.4 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 36.8 % → 2025年 44.4 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 26.3 % → 2025年 11.1 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 16.2 分 → 2025年 20.9 分、+29.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示