【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR宇部線 (新山口駅～宇部駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.3万円/坪(11.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -15.8％( -7.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 21 件(１年前(2024年)に比べて -47.5％( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.9年(昨年 26.7年から +19.5 ％増)。平均土地面積は 97.9 坪 (昨年 99.8 坪から -1.9 ％減)。平均建物面積は 49.3 坪 (昨年 52.0 坪から -5.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。琴芝駅、宇部駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東新川駅で昨年に比べ +406.8 ％、坪単価は 61.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(東新川駅、宇部駅)は +230.6 ％(坪単価 +34.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(阿知須駅、床波駅)は -77.1 ％(坪単価 -63.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 29.7 ％ → 2025年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 26.7 年 → 2025年 31.9 年、+19.5 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 27.0 ％ → 2025年 43.8 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 32.4 ％ → 2025年 12.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東新川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.4万円/坪(18.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +406.8％( +49.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった阿知須駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.5万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -91.2％( -89.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR宇部線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新山口駅 | - | 61.7万/坪 (27.0年/215坪) | 18.0万/坪 (0年/73.4坪) |
| 上嘉川駅 | - | - | 135万/坪 (0.3年/80.7坪) |
| 深溝駅 | - | 13.6万/坪 (64.0年/51.4坪) | - |
| 周防佐山駅 | - | 35.7万/坪 (18.0年/127坪) | - |
| 岩倉駅 | - | - | 58.1万/坪 (0年/106坪) |
| 阿知須駅 | 8.5万/坪 (46.0年/333坪) | 97.5万/坪 (0.3年/72.6坪) | 39.7万/坪 (23.0年/84.7坪) |
| 岐波駅 | - | 6.8万/坪 (29.0年/393坪) | - |
| 丸尾駅 | - | 57.7万/坪 (12.7年/73.6坪) | 33.7万/坪 (33.5年/119坪) |
| 床波駅 | 21.9万/坪 (35.4年/74.9坪) | 59.0万/坪 (15.5年/118坪) | 54.5万/坪 (24.3年/191坪) |
| 常盤駅 | - | 3.6万/坪 (38.0年/66.6坪) | 24.4万/坪 (43.3年/108坪) |
| 草江駅 | - | 22.2万/坪 (58.0年/145坪) | 136万/坪 (0年/69.6坪) |
| 宇部岬駅 | 24.6万/坪 (53.0年/59.0坪) | - | 100万/坪 (0年/53.3坪) |
| 東新川駅 | 61.4万/坪 (17.0年/101坪) | 12.1万/坪 (46.5年/98.3坪) | - |
| 琴芝駅 | 34.6万/坪 (34.8年/105坪) | 25.0万/坪 (43.0年/133坪) | 47.3万/坪 (32.0年/106坪) |
| 宇部新川駅 | 30.6万/坪 (40.0年/36.3坪) | 39.4万/坪 (30.4年/56.0坪) | 35.3万/坪 (51.8年/97.9坪) |
| 居能駅 | - | - | 26.8万/坪 (36.0年/118坪) |
| 岩鼻駅 | 50.9万/坪 (9.5年/61.3坪) | 56.4万/坪 (11.3年/71.6坪) | 56.0万/坪 (14.8年/62.8坪) |
| 宇部駅 | 55.7万/坪 (33.0年/110坪) | 36.1万/坪 (38.5年/97.6坪) | 44.4万/坪 (29.7年/79.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東新川駅 61.4 万/坪(昨年同期比 +406.8 ％)
東新川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.4万円/坪(18.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +406.8％( +49.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 17.0年(昨年 46.5年から -63.4 ％減)。平均土地面積は 100.6 坪 (昨年 98.3 坪から +2.3 ％増)。平均建物面積は 101.3 坪 (昨年 42.4 坪から +139.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 46.5 年 → 2025年 17.0 年、-63.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 30.0 分 → 2025年 11.0 分、-63.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
宇部駅 55.7 万/坪(昨年同期比 +54.4 ％)
宇部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.7万円/坪(16.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +54.4％( +19.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.0年(昨年 38.5年から -14.3 ％減)。平均土地面積は 110.4 坪 (昨年 97.6 坪から +13.2 ％増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 38.3 坪から -17.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 38.5 年 → 2025年 33.0 年、-14.3 ％と減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 20.3 分 → 2025年 23.5 分、+15.6 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 100.0 ％)
阿知須駅 8.5 万/坪(昨年同期比 -91.2 ％)
阿知須駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.5万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -91.2％( -89.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 46.0年(昨年 0.3年から +13672.1 ％増)。平均土地面積は 332.8 坪 (昨年 72.6 坪から +358.3 ％増)。平均建物面積は 175.5 坪 (昨年 29.6 坪から +491.8 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 0.3 年 → 2025年 46.0 年、+13672.1 ％と大きく増加)
床波駅 21.9 万/坪(昨年同期比 -63.0 ％)
床波駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.9万円/坪(6.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -63.0％( -37.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.4年(昨年 15.5年から +127.9 ％増)。平均土地面積は 74.9 坪 (昨年 118.0 坪から -36.5 ％減)。平均建物面積は 35.9 坪 (昨年 102.9 坪から -65.1 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 15.5 年 → 2025年 35.4 年、+127.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 8.5 分 → 2025年 17.2 分、+102.9 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示