この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年10月〜12月期の富山地方鉄道不二越線 (稲荷町駅~南富山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.4万円/坪(20.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +45.8%( +21.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2023年)に比べて -22.7%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 24.7年から -3.1 %減)。平均土地面積は 80.4 坪 (昨年 103.1 坪から -22.0 %減)。平均建物面積は 40.5 坪 (昨年 74.4 坪から -45.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。不二越駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは南富山駅で昨年に比べ +135.0 %、坪単価は 100 万円/坪となった。
上位 1 駅(南富山駅)は +135.0 %(坪単価 +57.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(大泉駅)は -45.8 %(坪単価 -24.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 15.0 % → 2024年 18.8 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 37.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 % → 2024年 25.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 100万円/坪(30.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +135.0%( +57.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて -22.2%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.4万円/坪(8.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -45.8%( -24.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -25.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
富山地方鉄道不二越線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
稲荷町駅 | - | - | 62.6万/坪 (26.3年/56.0坪) |
栄町駅 | 113万/坪 (0.8年/60.5坪) | - | 57.4万/坪 (24.8年/59.0坪) |
不二越駅 | 51.6万/坪 (12.8年/48.4坪) | 38.1万/坪 (29.5年/55.1坪) | 65.8万/坪 (13.0年/73.0坪) |
大泉駅 | 29.4万/坪 (37.8年/72.9坪) | 54.3万/坪 (20.3年/115坪) | 49.0万/坪 (26.8年/121坪) |
南富山駅 | 100万/坪 (22.2年/107坪) | 42.7万/坪 (26.0年/121坪) | 55.5万/坪 (22.7年/158坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南富山駅 100.3 万/坪(昨年同期比 +135.0 %)
南富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 100万円/坪(30.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +135.0%( +57.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて -22.2%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.2年(昨年 26.0年から -14.6 %減)。平均土地面積は 107.4 坪 (昨年 121.2 坪から -11.4 %減)。平均建物面積は 49.0 坪 (昨年 108.2 坪から -54.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 26.0 年 → 2024年 22.2 年、-14.6 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 23.1 分 → 2024年 18.0 分、-22.1 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 22.2 % → 2024年 14.3 %)
大泉駅 29.4 万/坪(昨年同期比 -45.8 %)
大泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.4万円/坪(8.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -45.8%( -24.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -25.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.8年(昨年 20.3年から +85.8 %増)。平均土地面積は 72.9 坪 (昨年 115.1 坪から -36.7 %減)。平均建物面積は 37.1 坪 (昨年 56.3 坪から -34.2 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 20.3 年 → 2024年 37.8 年、+85.8 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 % → 2024年 60.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示