この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期の富山地方鉄道不二越線 (稲荷町駅~南富山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.3万円/坪(11.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -38.1%( -23.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 20 件(1年前(2023年)に比べて +81.8%( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.8年(昨年 21.4年から +67.2 %増)。平均土地面積は 70.6 坪 (昨年 55.1 坪から +28.1 %増)。平均建物面積は 41.7 坪 (昨年 33.7 坪から +23.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。
上位 1 駅(大泉駅)は -31.0 %(坪単価 -19.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(南富山駅)は -57.9 %(坪単価 -35.5 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.4 年 → 2024年 35.8 年、+67.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 15.8 分 → 2024年 18.4 分、+16.6 %と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 % → 2024年 5.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.0万円/坪(13.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -31.0%( -19.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった南富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.8万円/坪(7.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -57.9%( -35.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -16.7%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
富山地方鉄道不二越線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
稲荷町駅 | 32.0万/坪 (48.5年/25.7坪) | - | 40.0万/坪 (30.5年/59.7坪) |
栄町駅 | 55.0万/坪 (37.5年/65.5坪) | - | - |
不二越駅 | 35.7万/坪 (17.9年/24.6坪) | - | 36.8万/坪 (32.0年/90.8坪) |
大泉駅 | 43.0万/坪 (36.0年/73.2坪) | 62.4万/坪 (21.9年/53.5坪) | 46.2万/坪 (29.9年/95.1坪) |
南富山駅 | 25.8万/坪 (42.7年/116坪) | 61.3万/坪 (20.9年/56.5坪) | 75.8万/坪 (13.3年/81.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大泉駅 43.0 万/坪(昨年同期比 -31.0 %)
大泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.0万円/坪(13.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -31.0%( -19.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.0年(昨年 21.9年から +64.4 %増)。平均土地面積は 73.2 坪 (昨年 53.5 坪から +36.8 %増)。平均建物面積は 51.2 坪 (昨年 35.4 坪から +44.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 21.0 分 → 2024年 18.9 分、-10.2 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.9 年 → 2024年 36.0 年、+64.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 50.0 %)
南富山駅 25.8 万/坪(昨年同期比 -57.9 %)
南富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.8万円/坪(7.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -57.9%( -35.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -16.7%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 42.7年(昨年 20.9年から +104.3 %増)。平均土地面積は 115.9 坪 (昨年 56.5 坪から +105.2 %増)。平均建物面積は 43.3 坪 (昨年 32.1 坪から +34.9 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 20.9 年 → 2024年 42.7 年、+104.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 11.5 分 → 2024年 20.6 分、+79.1 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 60.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示