
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の東北新幹線 (白石蔵王駅~くりこま高原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.1万円/坪(23.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +26.8%( +16.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 37 件(1年前(2024年)に比べて -78.7%( -137件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.6年(昨年 22.2年から -7.2 %減)。平均土地面積は 94.7 坪 (昨年 91.7 坪から +3.3 %増)。平均建物面積は 48.2 坪 (昨年 43.2 坪から +11.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。仙台駅、くりこま高原駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのはくりこま高原駅で昨年に比べ +86.3 %、坪単価は 37.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(くりこま高原駅)は +86.3 %(坪単価 +17.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(古川駅)は +3.3 %(坪単価 +2.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 16.3 % → 2025年 10.8 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.8 % → 2025年 2.7 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 27.1 % → 2025年 21.6 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 38.6 % → 2025年 40.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった仙台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.7万円/坪(28.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +24.0%( +18.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(1年前(2024年)に比べて -73.8%( -59件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったくりこま高原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.4万円/坪(11.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +86.3%( +17.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて -82.8%( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
東北新幹線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
白石蔵王駅 | - | - | - |
仙台駅 | 94.7万/坪 (18.0年/61.7坪) | 76.4万/坪 (22.7年/80.4坪) | 127万/坪 (25.0年/86.4坪) |
古川駅 | 61.6万/坪 (22.9年/121坪) | 59.6万/坪 (15.5年/87.3坪) | 48.7万/坪 (21.1年/128坪) |
くりこま高原駅 | 37.4万/坪 (26.6年/181坪) | 20.1万/坪 (36.0年/134坪) | 25.4万/坪 (30.9年/134坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
くりこま高原駅 37.4 万/坪(昨年同期比 +86.3 %)
くりこま高原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.4万円/坪(11.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +86.3%( +17.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて -82.8%( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.6年(昨年 36.0年から -26.1 %減)。平均土地面積は 180.9 坪 (昨年 134.3 坪から +34.7 %増)。平均建物面積は 51.7 坪 (昨年 51.7 坪から +0.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 36.0 年 → 2025年 26.6 年、-26.1 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.1 % → 2025年 20.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 72.1 分 → 2025年 90.0 分、+24.9 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.9 % → 2025年 40.0 %)
古川駅 61.6 万/坪(昨年同期比 +3.3 %)
古川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.6万円/坪(18.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +3.3%( +2.0万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2024年)に比べて -83.1%( -54件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.9年(昨年 15.5年から +48.2 %増)。平均土地面積は 120.8 坪 (昨年 87.3 坪から +38.5 %増)。平均建物面積は 55.8 坪 (昨年 37.3 坪から +49.7 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 15.5 年 → 2025年 22.9 年、+48.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 9.8 % → 2025年 18.2 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 26.2 % → 2025年 36.4 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示