【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年10月〜12月期の仙台市東西線 (八木山動物公園駅～荒井駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.1万円/坪(27.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -17.7％( -19.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 87 件(１年前(2023年)に比べて +17.6％( +13件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 20.4年(昨年 14.6年から +39.4 ％増)。平均土地面積は 68.5 坪 (昨年 67.4 坪から +1.7 ％増)。平均建物面積は 47.2 坪 (昨年 42.7 坪から +10.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。卸町駅、六丁の目駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは六丁の目駅で昨年に比べ +17.7 ％、坪単価は 147 万円/坪となった。
上位 2 駅(六丁の目駅、卸町駅)は +17.2 ％(坪単価 +19.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(仙台駅、荒井駅)は -30.4 ％(坪単価 -33.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.9 ％ → 2024年 28.9 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 14.6 年 → 2024年 20.4 年、+39.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 23.5 ％ → 2024年 34.9 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.8 ％ → 2024年 13.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった六丁の目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 147万円/坪(44.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +17.7％( +22.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -53.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった川内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.5万円/坪(14.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -4.7％( -2.4万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 仙台市東西線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 八木山動物公園駅 | 76.3万/坪 (25.5年/72.2坪) | 83.6万/坪 (12.4年/77.3坪) | 67.4万/坪 (21.5年/75.6坪) |
| 青葉山駅 | 17.3万/坪 (44.8年/56.0坪) | - | - |
| 川内駅 | 48.5万/坪 (32.8年/63.5坪) | 50.9万/坪 (38.8年/138坪) | 11.9万/坪 (54.8年/145坪) |
| 国際センター駅 | - | - | - |
| 大町西公園駅 | - | - | - |
| 青葉通一番町駅 | 142万/坪 (33.8年/156坪) | - | 247万/坪 (61.8年/49.9坪) |
| 仙台駅 | 61.6万/坪 (22.6年/75.6坪) | 88.9万/坪 (23.9年/84.9坪) | 101万/坪 (19.3年/77.0坪) |
| 宮城野通駅 | - | - | 173万/坪 (4.8年/54.5坪) |
| 連坊駅 | 90.1万/坪 (22.1年/64.5坪) | 102万/坪 (22.3年/101坪) | 220万/坪 (32.8年/200坪) |
| 薬師堂駅 | 105万/坪 (17.5年/54.7坪) | 123万/坪 (17.5年/56.6坪) | 118万/坪 (9.8年/66.2坪) |
| 卸町駅 | 114万/坪 (11.8年/64.9坪) | 97.9万/坪 (17.1年/70.3坪) | 103万/坪 (25.9年/166坪) |
| 六丁の目駅 | 147万/坪 (17.3年/76.2坪) | 125万/坪 (7.2年/55.0坪) | 113万/坪 (26.4年/140坪) |
| 荒井駅 | 90.0万/坪 (14.1年/47.4坪) | 129万/坪 (2.1年/34.9坪) | 129万/坪 (8.8年/51.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
六丁の目駅 146.6 万/坪(昨年同期比 +17.7 ％)
六丁の目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 147万円/坪(44.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +17.7％( +22.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -53.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.3年(昨年 7.2年から +140.7 ％増)。平均土地面積は 76.2 坪 (昨年 55.0 坪から +38.5 ％増)。平均建物面積は 43.6 坪 (昨年 38.5 坪から +13.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 15.5 分 → 2024年 12.8 分、-17.4 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 15.4 ％ → 2024年 16.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 7.2 年 → 2024年 17.3 年、+140.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.3 ％ → 2024年 33.3 ％)
卸町駅 114.2 万/坪(昨年同期比 +16.7 ％)
卸町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +16.7％( +16.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 12 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.8年(昨年 17.1年から -30.7 ％減)。平均土地面積は 64.9 坪 (昨年 70.3 坪から -7.7 ％減)。平均建物面積は 65.8 坪 (昨年 49.2 坪から +33.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 17.1 年 → 2024年 11.8 年、-30.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 16.7 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 58.3 ％)
仙台駅 61.6 万/坪(昨年同期比 -30.7 ％)
仙台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.6万円/坪(18.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -30.7％( -27.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 22 件(１年前(2023年)に比べて +15.8％( +3件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 22.6年(昨年 23.9年から -5.5 ％減)。平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 84.9 坪から -10.9 ％減)。平均建物面積は 41.8 坪 (昨年 47.1 坪から -11.2 ％減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.9 ％ → 2024年 9.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 23.5 ％ → 2024年 4.8 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 35.3 ％ → 2024年 61.9 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 5.9 ％ → 2024年 4.8 ％)
荒井駅 90.0 万/坪(昨年同期比 -30.1 ％)
荒井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.0万円/坪(27.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -30.1％( -38.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -45.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.1年(昨年 2.1年から +565.7 ％増)。平均土地面積は 47.4 坪 (昨年 34.9 坪から +35.7 ％増)。平均建物面積は 44.1 坪 (昨年 30.7 坪から +43.9 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 2.1 年 → 2024年 14.1 年、+565.7 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 63.6 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示