【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年10月〜12月期の阿武隈急行 (あぶくま駅~槻木駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.3万円/坪(7.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -24.4%( -7.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2023年)に比べて -47.4%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 18.8年から +48.0 %増)。平均土地面積は 146.9 坪 (昨年 131.7 坪から +11.6 %増)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 34.7 坪から +22.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。角田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは角田駅で昨年に比べ +20.6 %、坪単価は 31.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(角田駅)は +20.6 %(坪単価 +5.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(槻木駅)は -28.4 %(坪単価 -14.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 12.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 18.8 年 → 2024年 27.8 年、+48.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.7 % → 2024年 37.5 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 25.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった槻木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.7万円/坪(11.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -28.4%( -14.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった角田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.9万円/坪(9.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +20.6%( +5.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -63.6%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 阿武隈急行 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| あぶくま駅 | - | - | - |
| 丸森駅 | 10.9万/坪 (34.8年/242坪) | - | 0.9万/坪 (61.3年/82.1坪) |
| 北丸森駅 | - | - | - |
| 南角田駅 | 9.1万/坪 (59.8年/60.5坪) | - | 5.9万/坪 (27.8年/424坪) |
| 角田駅 | 31.9万/坪 (18.4年/135坪) | 26.5万/坪 (22.1年/141坪) | 61.2万/坪 (6.8年/73.7坪) |
| 横倉駅 | - | 25.2万/坪 (21.3年/122坪) | 1.3万/坪 (49.8年/90.8坪) |
| 岡駅 | - | - | - |
| 東船岡駅 | - | 76.6万/坪 (0.8年/56.0坪) | - |
| 槻木駅 | 36.7万/坪 (18.8年/65.0坪) | 51.2万/坪 (8.8年/62.0坪) | 3.0万/坪 (44.8年/94.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
角田駅 31.9 万/坪(昨年同期比 +20.6 %)
角田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.9万円/坪(9.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +20.6%( +5.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -63.6%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.4年(昨年 22.1年から -16.5 %減)。平均土地面積は 135.1 坪 (昨年 141.1 坪から -4.2 %減)。平均建物面積は 46.5 坪 (昨年 35.2 坪から +32.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 22.1 年 → 2024年 18.4 年、-16.5 %と減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 22.2 分 → 2024年 27.2 分、+22.8 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.0 % → 2024年 33.3 %)
槻木駅 36.7 万/坪(昨年同期比 -28.4 %)
槻木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.7万円/坪(11.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -28.4%( -14.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 18.8年(昨年 8.8年から +114.2 %増)。平均土地面積は 65.0 坪 (昨年 62.0 坪から +4.9 %増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 34.0 坪から -15.6 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 8.8 年 → 2024年 18.8 年、+114.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 8.0 分 → 2024年 24.0 分、+200.0 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示