【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の近鉄御所線 (尺土駅～近鉄御所駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.8万円/坪(9.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +18.7％( +5.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2024年)に比べて -43.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 34.2年から -14.3 ％減)。平均土地面積は 55.0 坪 (昨年 66.4 坪から -17.2 ％減)。平均建物面積は 33.1 坪 (昨年 37.3 坪から -11.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。忍海駅、近鉄御所駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは尺土駅で昨年に比べ +127.1 ％、坪単価は 46.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(尺土駅)は +127.1 ％(坪単価 +25.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(忍海駅)は +80.0 ％(坪単価 +13.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 34.2 年 → 2025年 29.3 年、-14.3 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 35.7 ％ → 2025年 12.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 57.1 ％ → 2025年 75.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった尺土駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.0万円/坪(13.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +127.1％( +25.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった近鉄御所駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.7万円/坪(7.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +87.8％( +11.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -42.9％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 近鉄御所線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 尺土駅 | 46.0万/坪 (21.7年/42.9坪) | 20.2万/坪 (42.0年/66.0坪) | 24.6万/坪 (38.0年/33.3坪) |
| 近鉄新庄駅 | - | 62.2万/坪 (16.7年/44.6坪) | 96.0万/坪 (0.5年/46.1坪) |
| 忍海駅 | 29.8万/坪 (36.0年/94.5坪) | 16.5万/坪 (23.0年/152坪) | 67.4万/坪 (11.5年/65.0坪) |
| 近鉄御所駅 | 23.7万/坪 (33.3年/44.2坪) | 12.6万/坪 (39.9年/54.5坪) | 16.1万/坪 (32.4年/173坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
尺土駅 46.0 万/坪(昨年同期比 +127.1 ％)
尺土駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.0万円/坪(13.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +127.1％( +25.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 21.7年(昨年 42.0年から -48.4 ％減)。平均土地面積は 42.9 坪 (昨年 66.0 坪から -35.1 ％減)。平均建物面積は 37.3 坪 (昨年 50.9 坪から -26.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 42.0 年 → 2025年 21.7 年、-48.4 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 9.0 分 → 2025年 11.0 分、+22.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 100.0 ％)
忍海駅 29.8 万/坪(昨年同期比 +80.0 ％)
忍海駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.8万円/坪(9.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +80.0％( +13.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 36.0年(昨年 23.0年から +56.5 ％増)。平均土地面積は 94.5 坪 (昨年 152.0 坪から -37.8 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 57.5 坪から -47.4 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 23.0 年 → 2025年 36.0 年、+56.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示