
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜12月期のJR桜島線 (西九条駅~桜島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +26.4%( +22.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 42 件(1年前(2023年)に比べて +35.5%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.4年(昨年 27.0年から +20.2 %増)。平均土地面積は 29.6 坪 (昨年 26.7 坪から +11.0 %増)。平均建物面積は 36.2 坪 (昨年 52.1 坪から -30.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。西九条駅、安治川口駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西九条駅で昨年に比べ +27.7 %、坪単価は 113 万円/坪となった。
上位 1 駅(西九条駅)は +27.7 %(坪単価 +24.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(安治川口駅)は +26.2 %(坪単価 +19.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 36.7 % → 2024年 47.6 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 44.4 % → 2024年 29.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 27.0 年 → 2024年 32.4 年、+20.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 22.2 % → 2024年 34.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西九条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +27.7%( +24.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(1年前(2023年)に比べて +44.4%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった安治川口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.8万円/坪(29.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +26.2%( +19.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2023年)に比べて +45.5%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR桜島線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
西九条駅 | 113万/坪 (35.5年/29.1坪) | 88.7万/坪 (29.4年/31.4坪) | 89.3万/坪 (32.5年/36.6坪) |
安治川口駅 | 95.8万/坪 (27.6年/30.6坪) | 75.9万/坪 (22.7年/19.9坪) | 59.5万/坪 (31.7年/74.4坪) |
ユニバーサルシティ駅 | - | 96.4万/坪 (0年/19.7坪) | 139万/坪 (0年/30.3坪) |
桜島駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西九条駅 113.3 万/坪(昨年同期比 +27.7 %)
西九条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +27.7%( +24.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(1年前(2023年)に比べて +44.4%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.5年(昨年 29.4年から +20.5 %増)。平均土地面積は 29.1 坪 (昨年 31.4 坪から -7.4 %減)。平均建物面積は 35.7 坪 (昨年 65.0 坪から -45.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 7.1 分 → 2024年 6.0 分、-15.6 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 55.6 % → 2024年 61.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 35.3 % → 2024年 28.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 29.4 年 → 2024年 35.5 年、+20.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 35.3 % → 2024年 44.0 %)
安治川口駅 95.8 万/坪(昨年同期比 +26.2 %)
安治川口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.8万円/坪(29.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +26.2%( +19.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2023年)に比べて +45.5%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.6年(昨年 22.7年から +21.2 %増)。平均土地面積は 30.6 坪 (昨年 19.9 坪から +53.2 %増)。平均建物面積は 37.1 坪 (昨年 32.6 坪から +13.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.0 % → 2024年 25.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 % → 2024年 31.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 22.7 年 → 2024年 27.6 年、+21.2 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示