物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2025年
2025年1月6月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2025年1月〜6月期の阪堺電軌上町線 (阿倍野駅住吉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 142万円/坪(42.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +26.6%( +29.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 38 件(1年前(2024年)に比べて -50.6%( -39件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 25.3年(昨年 27.2年から -7.1 %減)。平均土地面積は 31.6 坪 (昨年 26.6 坪から +18.8 %増)。平均建物面積は 47.1 坪 (昨年 36.7 坪から +28.5 %増)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。東天下茶屋駅北畠駅帝塚山四丁目駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは東天下茶屋駅で昨年に比べ +88.3 %、坪単価は 199 万円/坪となった。

上位 2 駅(東天下茶屋駅帝塚山四丁目駅)は +67.4 %(坪単価 +66.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(松虫駅姫松駅)は -31.2 %(坪単価 -66.7 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 44.2 % → 2025年 50.0 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 24.1 % → 2025年 20.6 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 36.2 % → 2025年 41.2 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 9.1 % → 2025年 2.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった姫松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 261万円/坪(78.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -27.1%( -97.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった松虫駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.2万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -35.3%( -36.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。

阪堺電軌上町線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
阪堺電軌上町線現状(2025)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
阿倍野駅96.6万/坪
(32.8年/33.3坪)
122万/坪
(25.4年/22.9坪)
110万/坪
(21.8年/21.2坪)
松虫駅66.2万/坪
(37.2年/17.8坪)
102万/坪
(23.8年/24.1坪)
84.0万/坪
(29.9年/24.8坪)
東天下茶屋駅199万/坪
(23.0年/31.6坪)
106万/坪
(27.4年/37.5坪)
85.0万/坪
(32.3年/23.2坪)
北畠駅121万/坪
(26.0年/30.9坪)
86.2万/坪
(31.9年/20.3坪)
102万/坪
(27.8年/23.9坪)
姫松駅261万/坪
(18.8年/63.5坪)
358万/坪
(12.9年/40.1坪)
115万/坪
(15.7年/31.0坪)
帝塚山三丁目駅-109万/坪
(0年/21.2坪)
146万/坪
(8.2年/53.9坪)
帝塚山四丁目駅124万/坪
(0.25年/22.7坪)
84.6万/坪
(40.4年/21.9坪)
114万/坪
(20.5年/28.9坪)
神ノ木駅121万/坪
(15.6年/15.1坪)
-71.5万/坪
(31.9年/14.1坪)
住吉駅--80.1万/坪
(29.1年/13.6坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

東天下茶屋駅199.4 万/坪(昨年同期比 +88.3 %)

東天下茶屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 199万円/坪(60.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +88.3%( +93.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2024年)に比べて -42.1%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 23.0年(昨年 27.4年から -16.3 %減)。平均土地面積は 31.6 坪 (昨年 37.5 坪から -15.7 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 38.0 坪から -24.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2024年 27.4 年 → 2025年 23.0 年、-16.3 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 % → 2025年 25.0 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 26.7 % → 2025年 25.0 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 47.4 % → 2025年 36.4 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 10.5 % → 2025年 9.1 %)

帝塚山四丁目駅123.9 万/坪(昨年同期比 +46.4 %)

帝塚山四丁目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 124万円/坪(37.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +46.4%( +39.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -75.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 0.3年(昨年 40.4年から -99.4 %減)。平均土地面積は 22.7 坪 (昨年 21.9 坪から +3.4 %増)。平均建物面積は 37.1 坪 (昨年 36.5 坪から +1.5 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2024年 40.4 年 → 2025年 0.3 年、-99.4 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 62.5 % → 2025年 100.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 3.8 分 → 2025年 5.0 分、+33.3 %と大きく増加)

松虫駅66.2 万/坪(昨年同期比 -35.3 %)

松虫駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.2万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -35.3%( -36.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 37.2年(昨年 23.8年から +56.3 %増)。平均土地面積は 17.8 坪 (昨年 24.1 坪から -26.2 %減)。平均建物面積は 26.8 坪 (昨年 33.1 坪から -19.0 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 6.1 分 → 2025年 4.0 分、-34.2 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 58.3 % → 2025年 100.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2024年 23.8 年 → 2025年 37.2 年、+56.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 % → 2025年 66.7 %)

姫松駅261.0 万/坪(昨年同期比 -27.1 %)

姫松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 261万円/坪(78.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -27.1%( -97.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 18.8年(昨年 12.9年から +45.6 %増)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 40.1 坪から +58.5 %増)。平均建物面積は 68.1 坪 (昨年 40.8 坪から +66.7 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2024年 12.9 年 → 2025年 18.8 年、+45.6 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 3.5 分 → 2025年 5.3 分、+52.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 66.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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