【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年10月〜12月期の大阪堺筋線 (天神橋筋六丁目駅～天下茶屋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 159万円/坪(48.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -17.3％( -33.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて -56.4％( -22件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.8年(昨年 35.0年から +10.8 ％増)。平均土地面積は 28.3 坪 (昨年 51.7 坪から -45.3 ％減)。平均建物面積は 47.6 坪 (昨年 116.4 坪から -59.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。日本橋駅、動物園前駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは日本橋駅で昨年に比べ +87.0 ％、坪単価は 479 万円/坪となった。
上位 1 駅(日本橋駅)は +87.0 ％(坪単価 +223.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(天下茶屋駅)は -33.6 ％(坪単価 -56.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 23.1 ％ → 2024年 52.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.7 ％ → 2024年 6.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 35.0 年 → 2024年 38.8 年、+10.8 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 42.9 ％ → 2024年 53.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった日本橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 479万円/坪(145万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +87.0％( +223.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった天下茶屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 111万円/坪(33.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -33.6％( -56.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて +11.1％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
| 大阪堺筋線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 天神橋筋六丁目駅 | - | 186万/坪 (23.9年/31.8坪) | 157万/坪 (30.1年/37.4坪) |
| 扇町駅 | - | 81.8万/坪 (39.8年/60.5坪) | - |
| 南森町駅 | - | 166万/坪 (44.8年/86.2坪) | 115万/坪 (43.8年/19.7坪) |
| 北浜駅 | - | 130万/坪 (42.1年/65.0坪) | 239万/坪 (61.3年/36.3坪) |
| 堺筋本町駅 | - | 118万/坪 (18.8年/42.4坪) | 513万/坪 (44.8年/63.0坪) |
| 長堀橋駅 | 125万/坪 (59.8年/12.1坪) | - | 302万/坪 (52.0年/44.2坪) |
| 日本橋駅 | 479万/坪 (61.8年/30.3坪) | 256万/坪 (51.5年/71.5坪) | 184万/坪 (22.3年/22.2坪) |
| 恵美須町駅 | - | 346万/坪 (25.8年/31.8坪) | 116万/坪 (51.3年/55.2坪) |
| 動物園前駅 | 130万/坪 (11.0年/21.6坪) | 72.5万/坪 (35.8年/27.2坪) | 95.5万/坪 (3.8年/59.0坪) |
| 天下茶屋駅 | 111万/坪 (44.3年/32.2坪) | 167万/坪 (42.1年/44.2坪) | 70.2万/坪 (20.1年/22.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
日本橋駅 479.3 万/坪(昨年同期比 +87.0 ％)
日本橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 479万円/坪(145万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +87.0％( +223.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 61.8年(昨年 51.5年から +20.1 ％増)。平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 71.5 坪から -57.7 ％減)。平均建物面積は 67.3 坪 (昨年 179.2 坪から -62.4 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 51.5 年 → 2024年 61.8 年、+20.1 ％と大きく増加)
天下茶屋駅 110.7 万/坪(昨年同期比 -33.6 ％)
天下茶屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 111万円/坪(33.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -33.6％( -56.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて +11.1％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 44.3年(昨年 42.1年から +5.3 ％増)。平均土地面積は 32.2 坪 (昨年 44.2 坪から -27.1 ％減)。平均建物面積は 56.0 坪 (昨年 49.7 坪から +12.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 22.2 ％ → 2024年 40.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 ％ → 2024年 12.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 57.1 ％ → 2024年 62.5 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示