【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期の南海汐見橋線 (汐見橋駅~岸里玉出駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.6万円/坪(22.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +4.8%( +3.4万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 51 件(1年前(2024年)に比べて -29.2%( -21件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.0年(昨年 32.6年から +1.1 %増)。平均土地面積は 22.5 坪 (昨年 20.0 坪から +12.2 %増)。平均建物面積は 34.5 坪 (昨年 27.8 坪から +24.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、建物面積 30 平方メートル未満のの単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。木津川駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは木津川駅で昨年に比べ +19.4 %、坪単価は 97.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(木津川駅)は +19.4 %(坪単価 +15.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(津守駅)は -9.5 %(坪単価 -6.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 31.6 % → 2025年 31.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 5.8 分 → 2025年 7.7 分、+34.4 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 59.7 % → 2025年 49.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 10.5 % → 2025年 4.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった木津川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.4万円/坪(29.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +19.4%( +15.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2024年)に比べて +133.3%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった津守駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.6万円/坪(18.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -9.5%( -6.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 12 件(1年前(2024年)に比べて +33.3%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 南海汐見橋線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 汐見橋駅 | - | 72.7万/坪 (48.8年/13.6坪) | - |
| 芦原町駅 | - | - | - |
| 木津川駅 | 97.4万/坪 (17.0年/19.0坪) | 81.5万/坪 (26.0年/21.7坪) | - |
| 津守駅 | 61.6万/坪 (31.7年/23.3坪) | 68.1万/坪 (27.5年/16.3坪) | 55.1万/坪 (24.8年/30.2坪) |
| 西天下茶屋駅 | 66.1万/坪 (45.3年/18.4坪) | 62.5万/坪 (31.7年/20.4坪) | 60.1万/坪 (25.9年/19.9坪) |
| 岸里玉出駅 | 81.2万/坪 (30.1年/28.0坪) | 79.2万/坪 (35.9年/21.0坪) | 83.7万/坪 (25.0年/35.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
木津川駅 97.4 万/坪(昨年同期比 +19.4 %)
木津川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.4万円/坪(29.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +19.4%( +15.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2024年)に比べて +133.3%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.0年(昨年 26.0年から -34.6 %減)。平均土地面積は 19.0 坪 (昨年 21.7 坪から -12.3 %減)。平均建物面積は 25.1 坪 (昨年 33.3 坪から -24.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 26.0 年 → 2025年 17.0 年、-34.6 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 13.3 分 → 2025年 10.7 分、-19.6 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 % → 2025年 20.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 % → 2025年 28.6 %)
津守駅 61.6 万/坪(昨年同期比 -9.5 %)
津守駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.6万円/坪(18.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -9.5%( -6.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 12 件(1年前(2024年)に比べて +33.3%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.7年(昨年 27.5年から +15.4 %増)。平均土地面積は 23.3 坪 (昨年 16.3 坪から +43.0 %増)。平均建物面積は 35.8 坪 (昨年 25.9 坪から +38.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 22.2 % → 2025年 41.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 27.5 年 → 2025年 31.7 年、+15.4 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 8.0 分 → 2025年 10.0 分、+25.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示