【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の秩父本線 (羽生駅～三峰口駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.1万円/坪(13.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -9.3％( -4.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 104 件(１年前(2024年)に比べて +20.9％( +18件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.9年(昨年 21.8年から +19.2 ％増)。平均土地面積は 76.3 坪 (昨年 68.7 坪から +11.0 ％増)。平均建物面積は 35.6 坪 (昨年 37.3 坪から -4.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。武川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは武川駅で昨年に比べ +36.3 ％、坪単価は 62.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(武川駅、熊谷駅)は +16.8 ％(坪単価 +7.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大野原駅、野上駅)は -78.3 ％(坪単価 -41.2 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 21.8 年 → 2025年 25.9 年、+19.2 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2024年 23.0 分 → 2025年 26.7 分、+15.9 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 27.5 ％ → 2025年 35.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 38.8 ％ → 2025年 28.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった武川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.4万円/坪(18.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +36.3％( +16.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大野原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.2万円/坪(1.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -86.4％( -26.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 秩父本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 羽生駅 | 40.8万/坪 (24.7年/83.7坪) | 49.7万/坪 (24.9年/67.4坪) | 41.6万/坪 (26.3年/95.2坪) |
| 西羽生駅 | - | - | 17.1万/坪 (27.0年/151坪) |
| 新郷駅 | 31.3万/坪 (26.7年/56.0坪) | 47.9万/坪 (1.0年/109坪) | 20.0万/坪 (35.5年/46.1坪) |
| 武州荒木駅 | 13.2万/坪 (54.0年/127坪) | - | 79.3万/坪 (57.0年/59.0坪) |
| 東行田駅 | 59.0万/坪 (12.6年/60.8坪) | 61.9万/坪 (5.6年/54.6坪) | 29.6万/坪 (39.4年/117坪) |
| 行田市駅 | 33.4万/坪 (26.6年/48.4坪) | 51.6万/坪 (16.8年/75.2坪) | 47.2万/坪 (19.5年/72.3坪) |
| 持田駅 | 38.9万/坪 (25.5年/55.0坪) | 45.6万/坪 (24.8年/64.1坪) | 23.6万/坪 (25.0年/52.2坪) |
| ソシオ流通センター駅 | - | - | 54.1万/坪 (1.0年/42.4坪) |
| 熊谷駅 | 46.0万/坪 (25.2年/72.0坪) | 47.3万/坪 (30.1年/60.5坪) | 61.4万/坪 (21.6年/89.1坪) |
| 上熊谷駅 | - | - | - |
| 石原駅 | 57.9万/坪 (12.0年/45.6坪) | 84.8万/坪 (19.5年/44.6坪) | - |
| ひろせ野鳥の森駅 | - | - | - |
| 大麻生駅 | - | - | - |
| 明戸駅 | - | - | - |
| 武川駅 | 62.4万/坪 (8.0年/75.6坪) | 45.8万/坪 (27.4年/123坪) | 72.4万/坪 (1.0年/49.9坪) |
| 永田駅 | - | - | - |
| ふかや花園駅 | 11.4万/坪 (35.0年/60.5坪) | - | - |
| 小前田駅 | 33.2万/坪 (33.5年/101坪) | - | 60.5万/坪 (11.3年/53.4坪) |
| 桜沢駅 | 61.7万/坪 (44.0年/145坪) | - | 0.7万/坪 (0年/103坪) |
| 寄居駅 | 87.3万/坪 (36.3年/171坪) | - | 19.6万/坪 (72.0年/278坪) |
| 波久礼駅 | - | 13.8万/坪 (0年/157坪) | 8.3万/坪 (47.0年/139坪) |
| 樋口駅 | - | - | - |
| 野上駅 | 23.6万/坪 (42.5年/57.5坪) | - | |
| 長瀞駅 | - | - | - |
| 上長瀞駅 | - | - | - |
| 親鼻駅 | - | 17.8万/坪 (25.0年/40.8坪) | 94.5万/坪 (73.0年/49.9坪) |
| 皆野駅 | - | 5.3万/坪 (44.0年/75.6坪) | 20.1万/坪 (25.7年/138坪) |
| 和銅黒谷駅 | - | 39.2万/坪 (26.5年/43.1坪) | 44.2万/坪 (36.0年/150坪) |
| 大野原駅 | 4.2万/坪 (43.7年/53.9坪) | 30.8万/坪 (13.0年/93.8坪) | 21.3万/坪 (38.0年/178坪) |
| 秩父駅 | 48.0万/坪 (31.4年/126坪) | - | 35.8万/坪 (24.0年/36.3坪) |
| 御花畑駅 | - | 59.3万/坪 (18.3年/60.0坪) | 97.6万/坪 (0年/66.6坪) |
| 影森駅 | - | - | |
| 浦山口駅 | - | - | - |
| 武州中川駅 | - | - | - |
| 武州日野駅 | - | - | - |
| 白久駅 | - | 25.1万/坪 (33.0年/178坪) | - |
| 三峰口駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
武川駅 62.4 万/坪(昨年同期比 +36.3 ％)
武川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.4万円/坪(18.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +36.3％( +16.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 8.0年(昨年 27.4年から -70.7 ％減)。平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 122.5 坪から -38.3 ％減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 55.5 坪から -50.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 27.4 年 → 2025年 8.0 年、-70.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 8.7 分 → 2025年 5.0 分、-42.3 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 100.0 ％)
熊谷駅 46.0 万/坪(昨年同期比 -2.7 ％)
熊谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.0万円/坪(13.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -2.7％( -1.3万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 46 件(１年前(2024年)に比べて +91.7％( +22件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.2年(昨年 30.1年から -16.4 ％減)。平均土地面積は 72.0 坪 (昨年 60.5 坪から +19.0 ％増)。平均建物面積は 34.4 坪 (昨年 32.4 坪から +6.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 30.1 年 → 2025年 25.2 年、-16.4 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 40.9 ％ → 2025年 31.1 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 27.3 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 35.0 分 → 2025年 39.7 分、+13.7 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 31.8 ％ → 2025年 33.3 ％)
大野原駅 4.2 万/坪(昨年同期比 -86.4 ％)
大野原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.2万円/坪(1.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -86.4％( -26.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 43.7年(昨年 13.0年から +235.9 ％増)。平均土地面積は 53.9 坪 (昨年 93.8 坪から -42.5 ％減)。平均建物面積は 21.9 坪 (昨年 21.9 坪から +0.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 13.0 年 → 2025年 43.7 年、+235.9 ％と大きく増加)
野上駅 23.6 万/坪(昨年同期比 -70.3 ％)
野上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.6万円/坪(7.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -70.3％( -55.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 42.5年(昨年 8.0年から +431.3 ％増)。平均建物面積は 40.1 坪 (昨年 60.5 坪から -33.8 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 8.0 年 → 2025年 42.5 年、+431.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.0 分 → 2025年 22.5 分、+221.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示