【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期のJR阪和線 (紀伊駅～和歌山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.7万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -15.8％( -9.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 35 件(１年前(2024年)に比べて +25.0％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 22.2年から +37.6 ％増)。平均土地面積は 57.4 坪 (昨年 61.4 坪から -6.5 ％減)。平均建物面積は 39.8 坪 (昨年 43.0 坪から -7.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。和歌山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは和歌山駅で昨年に比べ +46.0 ％、坪単価は 69.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(和歌山駅)は +46.0 ％(坪単価 +22.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(紀伊駅)は -47.7 ％(坪単価 -21.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 21.6 分 → 2025年 17.9 分、-17.0 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.6 ％ → 2025年 7.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 22.2 年 → 2025年 30.5 年、+37.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 34.4 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 29.2 ％ → 2025年 37.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった和歌山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.8万円/坪(21.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +46.0％( +22.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2024年)に比べて +225.0％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった紀伊駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.5万円/坪(7.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -47.7％( -21.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
| JR阪和線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 紀伊駅 | 23.5万/坪 (38.3年/59.4坪) | 44.9万/坪 (25.8年/49.9坪) | 47.8万/坪 (29.1年/70.7坪) |
| 六十谷駅 | 33.8万/坪 (34.6年/71.1坪) | 47.5万/坪 (29.6年/45.7坪) | 40.6万/坪 (17.7年/48.9坪) |
| 紀伊中ノ島駅 | 38.7万/坪 (28.4年/43.9坪) | 70.1万/坪 (13.1年/79.1坪) | 37.2万/坪 (32.8年/34.1坪) |
| 和歌山駅 | 69.8万/坪 (28.5年/63.1坪) | 47.8万/坪 (48.3年/59.7坪) | 64.1万/坪 (19.4年/56.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
和歌山駅 69.8 万/坪(昨年同期比 +46.0 ％)
和歌山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.8万円/坪(21.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +46.0％( +22.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2024年)に比べて +225.0％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.5年(昨年 48.3年から -41.1 ％減)。平均土地面積は 63.1 坪 (昨年 59.7 坪から +5.6 ％増)。平均建物面積は 47.4 坪 (昨年 83.7 坪から -43.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 48.3 年 → 2025年 28.5 年、-41.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 15.0 分 → 2025年 11.6 分、-22.4 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 27.3 ％)
紀伊駅 23.5 万/坪(昨年同期比 -47.7 ％)
紀伊駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.5万円/坪(7.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -47.7％( -21.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 38.3年(昨年 25.8年から +48.5 ％増)。平均土地面積は 59.4 坪 (昨年 49.9 坪から +18.9 ％増)。平均建物面積は 38.3 坪 (昨年 27.6 坪から +38.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 29.0 分 → 2025年 21.8 分、-25.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 75.0 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 25.8 年 → 2025年 38.3 年、+48.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示