
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の東京メトロ東西線 (浦安駅~西船橋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 151万円/坪(45.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +1.8%( +2.6万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 45 件(1年前(2024年)に比べて -82.6%( -213件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.1年(昨年 19.3年から -16.6 %減)。平均土地面積は 28.5 坪 (昨年 48.8 坪から -41.6 %減)。平均建物面積は 36.0 坪 (昨年 55.0 坪から -34.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。妙典駅、原木中山駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは妙典駅で昨年に比べ +14.6 %、坪単価は 172 万円/坪となった。
上位 1 駅(妙典駅)は +14.6 %(坪単価 +21.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(南行徳駅)は -12.9 %(坪単価 -18.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 19.3 年 → 2025年 16.1 年、-16.6 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 % → 2025年 8.9 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.3 % → 2025年 8.9 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 12.4 分 → 2025年 14.8 分、+19.2 %と増加)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった妙典駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 172万円/坪(51.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +14.6%( +21.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2024年)に比べて -74.2%( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった南行徳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -12.9%( -18.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 12 件(1年前(2024年)に比べて -81.2%( -52件/坪)と大幅に減少しています。)。
東京メトロ東西線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
浦安駅 | 167万/坪 (18.2年/27.2坪) | 166万/坪 (20.3年/47.5坪) | 174万/坪 (16.9年/34.8坪) |
南行徳駅 | 123万/坪 (20.7年/27.1坪) | 141万/坪 (20.6年/51.6坪) | 152万/坪 (20.4年/42.8坪) |
行徳駅 | 164万/坪 (8.4年/29.8坪) | 151万/坪 (19.1年/59.1坪) | 156万/坪 (20.6年/38.9坪) |
妙典駅 | 172万/坪 (14.8年/25.7坪) | 150万/坪 (19.9年/36.8坪) | 148万/坪 (21.7年/45.2坪) |
原木中山駅 | 131万/坪 (18.4年/36.3坪) | 114万/坪 (25.4年/35.4坪) | 117万/坪 (21.5年/60.0坪) |
西船橋駅 | - | 162万/坪 (11.0年/46.6坪) | 159万/坪 (17.6年/97.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
妙典駅 171.7 万/坪(昨年同期比 +14.6 %)
妙典駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 172万円/坪(51.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +14.6%( +21.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2024年)に比べて -74.2%( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.8年(昨年 19.9年から -26.0 %減)。平均土地面積は 25.7 坪 (昨年 36.8 坪から -30.2 %減)。平均建物面積は 26.1 坪 (昨年 43.7 坪から -40.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 19.9 年 → 2025年 14.8 年、-26.0 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.5 % → 2025年 12.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 % → 2025年 12.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 11.4 分 → 2025年 15.5 分、+36.5 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 26.7 % → 2025年 25.0 %)
南行徳駅 123.1 万/坪(昨年同期比 -12.9 %)
南行徳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -12.9%( -18.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 12 件(1年前(2024年)に比べて -81.2%( -52件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.7年(昨年 20.6年から +0.2 %増)。平均土地面積は 27.1 坪 (昨年 51.6 坪から -47.5 %減)。平均建物面積は 39.5 坪 (昨年 57.7 坪から -31.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.7 % → 2025年 8.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 18.8 % → 2025年 8.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 12.7 分 → 2025年 15.9 分、+25.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 29.7 % → 2025年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示