【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期の京成千原線 (千葉中央駅~ちはら台駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.1万円/坪(25.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -8.9%( -8.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 65 件(1年前(2024年)に比べて -40.9%( -45件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.7年(昨年 18.6年から +17.2 %増)。平均土地面積は 62.2 坪 (昨年 59.6 坪から +4.5 %増)。平均建物面積は 38.1 坪 (昨年 36.5 坪から +4.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が減少。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。おゆみ野駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのはおゆみ野駅で昨年に比べ +15.2 %、坪単価は 111 万円/坪となった。
上位 1 駅(おゆみ野駅)は +15.2 %(坪単価 +14.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(大森台駅)は -32.7 %(坪単価 -32.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 12.8 % → 2025年 13.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 18.6 年 → 2025年 21.7 年、+17.2 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.4 % → 2025年 10.8 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 40.4 % → 2025年 46.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった千葉寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +1.9%( +2.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2024年)に比べて -29.4%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大森台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.6万円/坪(20.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -32.7%( -32.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(1年前(2024年)に比べて -22.7%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 京成千原線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 千葉中央駅 | 147万/坪 (17.1年/31.0坪) | - | 97.4万/坪 (20.8年/39.3坪) |
| 千葉寺駅 | 113万/坪 (16.5年/85.3坪) | 111万/坪 (24.5年/67.4坪) | 131万/坪 (10.3年/57.8坪) |
| 大森台駅 | 67.6万/坪 (26.6年/47.4坪) | 100万/坪 (16.8年/61.3坪) | 78.4万/坪 (23.2年/56.9坪) |
| 学園前駅 | 88.0万/坪 (17.0年/46.5坪) | 96.7万/坪 (16.1年/48.5坪) | 101万/坪 (7.1年/48.9坪) |
| おゆみ野駅 | 111万/坪 (19.5年/56.0坪) | 96.6万/坪 (19.4年/61.0坪) | 114万/坪 (15.5年/57.3坪) |
| ちはら台駅 | 68.4万/坪 (23.8年/72.3坪) | 79.7万/坪 (17.7年/58.8坪) | 64.1万/坪 (22.6年/69.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
おゆみ野駅 111.3 万/坪(昨年同期比 +15.2 %)
おゆみ野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 111万円/坪(33.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +15.2%( +14.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2024年)に比べて -64.7%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.5年(昨年 19.4年から +0.6 %増)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 61.0 坪から -8.3 %減)。平均建物面積は 35.0 坪 (昨年 40.1 坪から -12.6 %減)。
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 64.7 % → 2025年 66.7 %)
大森台駅 67.6 万/坪(昨年同期比 -32.7 %)
大森台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.6万円/坪(20.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -32.7%( -32.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(1年前(2024年)に比べて -22.7%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.6年(昨年 16.8年から +58.7 %増)。平均土地面積は 47.4 坪 (昨年 61.3 坪から -22.7 %減)。平均建物面積は 30.5 坪 (昨年 34.6 坪から -11.8 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 16.8 年 → 2025年 26.6 年、+58.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2024年 10.2 分 → 2025年 12.1 分、+17.9 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 18.2 % → 2025年 41.2 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 18.2 % → 2025年 29.4 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示