【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期の東葉高速鉄道 (西船橋駅～東葉勝田台駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 110万円/坪(33.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -7.3％( -8.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 153 件(１年前(2024年)に比べて -51.0％( -159件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.1年(昨年 14.8年から -18.0 ％減)。平均土地面積は 47.1 坪 (昨年 48.0 坪から -1.9 ％減)。平均建物面積は 38.4 坪 (昨年 34.8 坪から +10.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。船橋日大前駅、東葉勝田台駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東葉勝田台駅で昨年に比べ +39.1 ％、坪単価は 96.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(東葉勝田台駅、船橋日大前駅)は +32.1 ％(坪単価 +27.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(村上駅、八千代緑が丘駅)は -27.2 ％(坪単価 -34.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 14.8 年 → 2025年 12.1 年、-18.0 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 39.8 ％ → 2025年 47.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 24.7 ％ → 2025年 20.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東海神駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 217万円/坪(65.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -1.7％( -3.8万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった村上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.3万円/坪(24.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -35.8％( -45.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東葉高速鉄道 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西船橋駅 | 134万/坪 (9.0年/77.4坪) | 162万/坪 (11.0年/46.6坪) | 159万/坪 (17.6年/97.8坪) |
| 東海神駅 | 217万/坪 (1.0年/28.7坪) | 221万/坪 (2.6年/33.9坪) | 211万/坪 (4.2年/31.5坪) |
| 飯山満駅 | 100万/坪 (17.1年/47.7坪) | 112万/坪 (17.1年/45.0坪) | 89.1万/坪 (25.5年/40.8坪) |
| 北習志野駅 | 124万/坪 (10.4年/39.5坪) | 112万/坪 (17.8年/42.5坪) | 111万/坪 (17.1年/44.1坪) |
| 船橋日大前駅 | 140万/坪 (12.6年/42.2坪) | 112万/坪 (19.2年/50.0坪) | 108万/坪 (20.5年/45.9坪) |
| 八千代緑が丘駅 | 102万/坪 (8.2年/47.3坪) | 125万/坪 (10.9年/50.2坪) | 108万/坪 (15.1年/58.0坪) |
| 八千代中央駅 | 97.7万/坪 (12.3年/41.5坪) | 97.5万/坪 (14.9年/49.9坪) | 111万/坪 (10.6年/52.9坪) |
| 村上駅 | 81.3万/坪 (30.5年/123坪) | 127万/坪 (7.7年/63.5坪) | 101万/坪 (17.4年/65.2坪) |
| 東葉勝田台駅 | 96.0万/坪 (15.2年/42.2坪) | 69.1万/坪 (34.6年/45.2坪) | 97.4万/坪 (21.0年/45.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東葉勝田台駅 96.0 万/坪(昨年同期比 +39.1 ％)
東葉勝田台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.0万円/坪(29.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +39.1％( +27.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(１年前(2024年)に比べて +71.4％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.2年(昨年 34.6年から -56.2 ％減)。平均土地面積は 42.2 坪 (昨年 45.2 坪から -6.5 ％減)。平均建物面積は 31.4 坪 (昨年 31.3 坪から +0.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 34.6 年 → 2025年 15.2 年、-56.2 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 10.8 分 → 2025年 15.0 分、+38.5 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 9.1 ％)
船橋日大前駅 139.6 万/坪(昨年同期比 +25.0 ％)
船橋日大前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 140万円/坪(42.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +25.0％( +27.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2024年)に比べて -65.1％( -28件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.6年(昨年 19.2年から -34.4 ％減)。平均土地面積は 42.2 坪 (昨年 50.0 坪から -15.5 ％減)。平均建物面積は 29.9 坪 (昨年 31.6 坪から -5.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 19.2 年 → 2025年 12.6 年、-34.4 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 31.7 ％ → 2025年 53.3 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.3 ％ → 2025年 6.7 ％)
村上駅 81.3 万/坪(昨年同期比 -35.8 ％)
村上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.3万円/坪(24.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -35.8％( -45.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 7.7年から +297.9 ％増)。平均土地面積は 123.1 坪 (昨年 63.5 坪から +93.8 ％増)。平均建物面積は 106.2 坪 (昨年 57.2 坪から +85.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 ％ → 2025年 40.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 7.7 年 → 2025年 30.5 年、+297.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2024年 13.4 分 → 2025年 15.4 分、+14.9 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 10.0 ％ → 2025年 40.0 ％)
八千代緑が丘駅 101.8 万/坪(昨年同期比 -18.6 ％)
八千代緑が丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -18.6％( -23.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 37 件(１年前(2024年)に比べて -47.1％( -33件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 8.2年(昨年 10.9年から -24.4 ％減)。平均土地面積は 47.3 坪 (昨年 50.2 坪から -5.9 ％減)。平均建物面積は 31.9 坪 (昨年 33.8 坪から -5.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 10.9 年 → 2025年 8.2 年、-24.4 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 35.7 ％ → 2025年 45.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 24.3 ％ → 2025年 16.2 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 18.0 分 → 2025年 21.9 分、+21.7 ％と大きく増加)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 ％ → 2025年 10.8 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示