【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期の小湊鉄道 (五井駅～上総中野駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.7万円/坪(22.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +21.8％( +13.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 84 件(１年前(2024年)に比べて -55.6％( -105件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.4年(昨年 26.9年から -16.6 ％減)。平均土地面積は 79.8 坪 (昨年 76.0 坪から +5.0 ％増)。平均建物面積は 38.8 坪 (昨年 33.6 坪から +15.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。海士有木駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは海士有木駅で昨年に比べ +52.4 ％、坪単価は 44.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(海士有木駅、五井駅)は +34.5 ％(坪単価 +14.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(上総中野駅、光風台駅)は -76.6 ％(坪単価 -25.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 26.9 年 → 2025年 22.4 年、-16.6 ％と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.2 ％ → 2025年 4.8 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 32.9 ％ → 2025年 23.8 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 3.9 ％ → 2025年 1.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった五井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.8万円/坪(27.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +16.7％( +12.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 63 件(１年前(2024年)に比べて -46.2％( -54件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上総三又駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.7万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -68.6％( -8.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 小湊鉄道 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 五井駅 | 89.8万/坪 (16.1年/78.6坪) | 77.0万/坪 (21.9年/67.0坪) | 63.3万/坪 (24.9年/72.7坪) |
| 上総村上駅 | 46.1万/坪 (24.0年/79.4坪) | 42.6万/坪 (45.9年/77.1坪) | 22.9万/坪 (47.5年/79.2坪) |
| 海士有木駅 | 44.1万/坪 (29.8年/93.8坪) | 28.9万/坪 (29.3年/169坪) | 37.7万/坪 (45.9年/72.6坪) |
| 上総三又駅 | 3.7万/坪 (50.0年/42.4坪) | 11.7万/坪 (48.1年/79.2坪) | 12.2万/坪 (34.8年/51.4坪) |
| 上総山田駅 | - | - | - |
| 光風台駅 | 11.9万/坪 (45.3年/38.2坪) | 41.6万/坪 (33.7年/78.8坪) | 32.7万/坪 (35.9年/71.0坪) |
| 馬立駅 | 15.2万/坪 (47.5年/44.9坪) | 27.3万/坪 (32.4年/70.6坪) | 9.8万/坪 (43.3年/44.0坪) |
| 上総牛久駅 | 10.9万/坪 (37.0年/98.3坪) | 26.0万/坪 (41.3年/95.3坪) | 15.0万/坪 (39.1年/71.6坪) |
| 上総川間駅 | - | 7.2万/坪 (43.2年/49.2坪) | - |
| 上総鶴舞駅 | 15.1万/坪 (51.0年/191坪) | 21.7万/坪 (32.0年/98.8坪) | 2.4万/坪 (41.2年/55.0坪) |
| 上総久保駅 | - | 24.0万/坪 (50.5年/278坪) | - |
| 高滝駅 | 55.1万/坪 (10.0年/33.3坪) | - | - |
| 里見駅 | - | - | - |
| 飯給駅 | - | 0.8万/坪 (47.3年/218坪) | |
| 月崎駅 | - | - | - |
| 上総大久保駅 | - | - | - |
| 養老渓谷駅 | - | 3.4万/坪 (29.8年/197坪) | - |
| 上総中野駅 | 4.6万/坪 (74.1年/514坪) | 25.2万/坪 (30.1年/98.3坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
海士有木駅 44.1 万/坪(昨年同期比 +52.4 ％)
海士有木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.1万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +52.4％( +15.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.8年(昨年 29.3年から +1.5 ％増)。平均土地面積は 93.8 坪 (昨年 169.1 坪から -44.5 ％減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 35.8 坪から +1.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 29.8 分 → 2025年 22.5 分、-24.6 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
五井駅 89.8 万/坪(昨年同期比 +16.7 ％)
五井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.8万円/坪(27.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +16.7％( +12.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 63 件(１年前(2024年)に比べて -46.2％( -54件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.1年(昨年 21.9年から -26.5 ％減)。平均土地面積は 78.6 坪 (昨年 67.0 坪から +17.2 ％増)。平均建物面積は 42.8 坪 (昨年 35.9 坪から +19.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 21.9 年 → 2025年 16.1 年、-26.5 ％と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.9 ％ → 2025年 4.8 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 25.9 ％ → 2025年 7.9 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.9 ％ → 2025年 36.5 ％)
上総中野駅 4.6 万/坪(昨年同期比 -81.8 ％)
上総中野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.6万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -81.8％( -20.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 74.1年(昨年 30.1年から +145.6 ％増)。平均土地面積は 514.3 坪 (昨年 98.3 坪から +423.1 ％増)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 27.2 坪から +100.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 75.0 分 → 2025年 6.0 分、-92.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 30.1 年 → 2025年 74.1 年、+145.6 ％と大きく増加)
光風台駅 11.9 万/坪(昨年同期比 -71.3 ％)
光風台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.9万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -71.3％( -29.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 45.3年(昨年 33.7年から +34.2 ％増)。平均土地面積は 38.2 坪 (昨年 78.8 坪から -51.5 ％減)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 28.4 坪から -25.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.5 ％ → 2025年 12.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 33.7 年 → 2025年 45.3 年、+34.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 55.2 ％ → 2025年 87.5 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示