【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR札沼線 (桑園駅～北海道医療大学駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.9万円/坪(19.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +3.9％( +2.5万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 84 件(１年前(2024年)に比べて -76.5％( -274件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.2年(昨年 24.3年から +3.8 ％増)。平均土地面積は 65.0 坪 (昨年 70.3 坪から -7.5 ％減)。平均建物面積は 45.1 坪 (昨年 44.4 坪から +1.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が減少。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。新川駅、太平駅、北海道医療大学駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは当別駅で昨年に比べ +122.8 ％、坪単価は 63.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(当別駅、北海道医療大学駅)は +109.1 ％(坪単価 +34.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(桑園駅、太美駅)は -43.1 ％(坪単価 -50.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.6 ％ → 2025年 1.3 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.7 ％ → 2025年 4.9 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 15.6 ％ → 2025年 13.4 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 13.0 ％ → 2025年 14.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった桑園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -43.7％( -82.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった太美駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.4万円/坪(7.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -42.5％( -18.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -86.7％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR札沼線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 桑園駅 | 106万/坪 (14.0年/59.0坪) | 188万/坪 (31.4年/77.6坪) | 88.5万/坪 (22.4年/55.0坪) |
| 八軒駅 | 78.1万/坪 (21.1年/50.4坪) | 78.4万/坪 (19.2年/65.6坪) | 87.3万/坪 (16.9年/54.1坪) |
| 新川駅 | 85.0万/坪 (24.0年/57.5坪) | 68.2万/坪 (22.5年/58.0坪) | 68.8万/坪 (21.7年/56.1坪) |
| 新琴似駅 | 66.9万/坪 (25.5年/64.4坪) | 77.6万/坪 (20.2年/53.9坪) | 76.0万/坪 (19.8年/51.2坪) |
| 太平駅 | 86.2万/坪 (21.3年/57.5坪) | 65.1万/坪 (28.9年/67.8坪) | 73.4万/坪 (20.2年/60.3坪) |
| 百合が原駅 | 61.7万/坪 (27.8年/49.0坪) | 74.3万/坪 (19.2年/59.2坪) | 64.3万/坪 (28.5年/61.6坪) |
| 篠路駅 | 54.0万/坪 (28.3年/73.7坪) | 52.6万/坪 (28.2年/64.3坪) | 56.7万/坪 (25.8年/69.9坪) |
| 拓北駅 | 46.7万/坪 (29.6年/76.3坪) | 55.2万/坪 (26.0年/61.3坪) | 62.7万/坪 (22.5年/62.4坪) |
| あいの里教育大駅 | 68.9万/坪 (14.0年/62.0坪) | 59.1万/坪 (23.6年/73.8坪) | 58.7万/坪 (23.4年/80.4坪) |
| あいの里公園駅 | 36.6万/坪 (38.0年/113坪) | 46.0万/坪 (28.1年/70.5坪) | 51.8万/坪 (24.6年/77.0坪) |
| 太美駅 | 24.4万/坪 (25.5年/81.7坪) | 42.5万/坪 (29.6年/182坪) | 51.3万/坪 (24.5年/159坪) |
| 当別駅 | 63.5万/坪 (16.5年/92.3坪) | 28.5万/坪 (31.5年/99.4坪) | 23.7万/坪 (32.5年/135坪) |
| 北海道医療大学駅 | 3.0万/坪 (33.5年/575坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
当別駅 63.5 万/坪(昨年同期比 +122.8 ％)
当別駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.5万円/坪(19.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +122.8％( +35.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -84.6％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.5年(昨年 31.5年から -47.6 ％減)。平均土地面積は 92.3 坪 (昨年 99.4 坪から -7.1 ％減)。平均建物面積は 37.1 坪 (昨年 39.8 坪から -6.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 31.5 年 → 2025年 16.5 年、-47.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 12.6 分 → 2025年 11.0 分、-12.8 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 15.4 ％ → 2025年 50.0 ％)
北海道医療大学駅 68.2 万/坪(昨年同期比 +95.4 ％)
北海道医療大学駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.2万円/坪(20.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +95.4％( +33.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 19.0年(昨年 20.8年から -8.4 ％減)。平均建物面積は 48.4 坪 (昨年 54.5 坪から -11.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 26.0 分 → 2025年 18.0 分、-30.8 ％と大きく減少)
桑園駅 105.8 万/坪(昨年同期比 -43.7 ％)
桑園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -43.7％( -82.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 14.0年(昨年 31.4年から -55.4 ％減)。平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 77.6 坪から -24.0 ％減)。平均建物面積は 91.3 坪 (昨年 51.4 坪から +77.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 31.4 年 → 2025年 14.0 年、-55.4 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.3 分 → 2025年 11.0 分、+50.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 33.3 ％)
太美駅 24.4 万/坪(昨年同期比 -42.5 ％)
太美駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.4万円/坪(7.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -42.5％( -18.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -86.7％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 29.6年から -13.8 ％減)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 181.5 坪から -55.0 ％減)。平均建物面積は 50.7 坪 (昨年 50.2 坪から +0.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 29.6 年 → 2025年 25.5 年、-13.8 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 23.7 分 → 2025年 17.5 分、-26.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 71.4 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示