【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期の函館市電湯の川線 (松風町駅～湯の川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.6万円/坪(9.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -12.6％( -4.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて +13.3％( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 28.1年(昨年 23.7年から +18.6 ％増)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 68.6 坪から -7.4 ％減)。平均建物面積は 64.2 坪 (昨年 50.9 坪から +26.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。昭和橋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは昭和橋駅で昨年に比べ +52.9 ％、坪単価は 23.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(昭和橋駅)は +52.9 ％(坪単価 +8.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(湯の川駅)は -76.1 ％(坪単価 -49.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 ％ → 2024年 35.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 23.7 年 → 2024年 28.1 年、+18.6 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.8 分 → 2024年 9.4 分、+61.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 15.4 ％ → 2024年 31.2 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.8 ％ → 2024年 37.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった堀川町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.4万円/坪(13.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +13.5％( +5.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった湯の川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.6万円/坪(4.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -76.1％( -49.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 函館市電湯の川線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 松風町駅 | 0.4万/坪 (0年/39.3坪) | - | 30.1万/坪 (39.8年/63.5坪) |
| 新川町駅 | - | 8.6万/坪 (55.3年/69.6坪) | 59.6万/坪 (5.3年/183坪) |
| 千歳町駅 | - | 57.3万/坪 (22.3年/55.0坪) | 13.7万/坪 (41.3年/49.9坪) |
| 昭和橋駅 | 23.6万/坪 (52.3年/34.8坪) | 15.4万/坪 (35.3年/32.5坪) | 43.3万/坪 (17.3年/46.9坪) |
| 堀川町駅 | 44.4万/坪 (20.9年/115坪) | 39.1万/坪 (9.8年/51.9坪) | 72.7万/坪 (0.25年/51.4坪) |
| 千代台駅 | 55.1万/坪 (20.3年/106坪) | - | - |
| 中央病院前駅 | - | 33.1万/坪 (19.3年/69.6坪) | - |
| 五稜郭公園前駅 | 23.7万/坪 (28.3年/40.3坪) | 29.0万/坪 (27.3年/48.4坪) | - |
| 杉並町駅 | 35.8万/坪 (14.3年/43.1坪) | - | - |
| 柏木町駅 | - | - | - |
| 深堀町駅 | 38.5万/坪 (31.3年/60.1坪) | 41.8万/坪 (16.3年/59.0坪) | - |
| 競馬場前駅 | - | - | - |
| 駒場車庫前駅 | 29.5万/坪 (24.3年/75.6坪) | - | - |
| 函館アリーナ前駅 | - | 33.1万/坪 (34.3年/45.4坪) | - |
| 湯の川温泉駅 | - | - | - |
| 湯の川駅 | 15.6万/坪 (52.3年/31.8坪) | 65.0万/坪 (7.3年/303坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
昭和橋駅 23.6 万/坪(昨年同期比 +52.9 ％)
昭和橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.6万円/坪(7.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +52.9％( +8.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 52.3年(昨年 35.3年から +48.2 ％増)。平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 32.5 坪から +7.0 ％増)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 31.8 坪から +33.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 35.3 年 → 2024年 52.3 年、+48.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 4.0 分 → 2024年 9.0 分、+125.0 ％と大きく増加)
湯の川駅 15.6 万/坪(昨年同期比 -76.1 ％)
湯の川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.6万円/坪(4.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -76.1％( -49.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 52.3年(昨年 7.3年から +620.7 ％増)。平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 302.5 坪から -89.5 ％減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 184.5 坪から -86.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 8.0 分 → 2024年 7.0 分、-12.5 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 7.3 年 → 2024年 52.3 年、+620.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示