この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜12月期の函館市電宝来・谷地頭線 (十字街駅~谷地頭駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.9万円/坪(6.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +18.6%( +3.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.5年(昨年 33.8年から +1.9 %増)。平均土地面積は 91.7 坪 (昨年 37.5 坪から +144.4 %増)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 30.6 坪から +53.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。
上位 1 駅(宝来町駅)は +788.8 %(坪単価 +34.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(青柳町駅)は -88.3 %(坪単価 -20.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.0 % → 2024年 60.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 3.4 分 → 2024年 5.0 分、+47.1 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 100.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宝来町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.2万円/坪(11.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +788.8%( +34.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった青柳町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.7万円/坪(0.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -88.3%( -20.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 函館市電宝来・谷地頭線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 十字街駅 | 7.5万/坪 (0年/154坪) | 7.4万/坪 (51.8年/37.8坪) | 17.2万/坪 (22.8年/139坪) |
| 宝来町駅 | 39.2万/坪 (33.4年/92.3坪) | 4.4万/坪 (0年/34.0坪) | 17.7万/坪 (36.6年/30.0坪) |
| 青柳町駅 | 2.7万/坪 (36.8年/19.7坪) | 23.2万/坪 (30.2年/38.5坪) | 20.8万/坪 (38.6年/78.7坪) |
| 谷地頭駅 | 26.0万/坪 (34.3年/99.8坪) | - | 55.1万/坪 (43.0年/66.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
宝来町駅 39.2 万/坪(昨年同期比 +788.8 %)
宝来町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.2万円/坪(11.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +788.8%( +34.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 92.3 坪 (昨年 34.0 坪から +171.1 %増)。平均建物面積は 46.1 坪 (昨年 22.7 坪から +103.3 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 3.0 分 → 2024年 6.0 分、+100.0 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 50.0 %)
青柳町駅 2.7 万/坪(昨年同期比 -88.3 %)
青柳町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.7万円/坪(0.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -88.3%( -20.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.8年(昨年 30.2年から +21.7 %増)。平均土地面積は 19.7 坪 (昨年 38.5 坪から -48.9 %減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 32.6 坪から -21.2 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 30.2 年 → 2024年 36.8 年、+21.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 3.1 分 → 2024年 4.0 分、+27.3 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示