【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期の道南いさりび鉄道線 (五稜郭駅～木古内駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.2万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -28.9％( -11.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 23 件(１年前(2024年)に比べて -51.1％( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.0年(昨年 31.3年から -0.9 ％減)。平均土地面積は 85.2 坪 (昨年 88.7 坪から -3.9 ％減)。平均建物面積は 54.7 坪 (昨年 57.9 坪から -5.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。上磯駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東久根別駅で昨年に比べ +242.8 ％、坪単価は 66.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(東久根別駅)は +242.8 ％(坪単価 +46.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(五稜郭駅)は -50.8 ％(坪単価 -20.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 46.8 ％ → 2025年 38.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 34.0 ％ → 2025年 38.1 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 12.8 ％ → 2025年 9.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東久根別駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +242.8％( +46.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった五稜郭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.1万円/坪(6.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -50.8％( -20.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 道南いさりび鉄道線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 五稜郭駅 | 20.1万/坪 (34.5年/91.4坪) | 40.9万/坪 (31.6年/79.6坪) | 45.4万/坪 (27.8年/70.5坪) |
| 七重浜駅 | 53.9万/坪 (21.9年/55.5坪) | 55.0万/坪 (18.5年/178坪) | 56.8万/坪 (22.3年/62.0坪) |
| 東久根別駅 | 66.1万/坪 (6.3年/84.7坪) | 19.3万/坪 (36.8年/74.1坪) | 21.4万/坪 (38.3年/43.9坪) |
| 久根別駅 | - | 20.9万/坪 (26.3年/54.5坪) | - |
| 清川口駅 | - | - | - |
| 上磯駅 | 21.1万/坪 (30.3年/77.9坪) | 19.4万/坪 (38.9年/65.0坪) | 30.5万/坪 (34.3年/61.3坪) |
| 茂辺地駅 | - | - | - |
| 渡島当別駅 | - | - | - |
| 釜谷駅 | - | - | - |
| 泉沢駅 | - | - | - |
| 札苅駅 | - | - | - |
| 木古内駅 | - | 34.1万/坪 (32.3年/182坪) | 7.8万/坪 (36.3年/101坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東久根別駅 66.1 万/坪(昨年同期比 +242.8 ％)
東久根別駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +242.8％( +46.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 6.3年(昨年 36.8年から -83.0 ％減)。平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 74.1 坪から +14.3 ％増)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 82.4 坪から -52.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 36.8 年 → 2025年 6.3 年、-83.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 14.0 分 → 2025年 30.0 分、+114.3 ％と大きく増加)
五稜郭駅 20.1 万/坪(昨年同期比 -50.8 ％)
五稜郭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.1万円/坪(6.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -50.8％( -20.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.5年(昨年 31.6年から +9.4 ％増)。平均土地面積は 91.4 坪 (昨年 79.6 坪から +14.8 ％増)。平均建物面積は 62.9 坪 (昨年 47.7 坪から +31.9 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 41.2 ％ → 2025年 40.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 38.2 ％ → 2025年 46.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 11.8 ％ → 2025年 6.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示