【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期の北神急行 (谷上駅~新神戸駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.6万円/坪(20.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -28.8%( -27.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 21 件(1年前(2024年)に比べて -32.3%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.0年(昨年 27.2年から -1.0 %減)。平均土地面積は 53.8 坪 (昨年 51.1 坪から +5.2 %増)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 37.4 坪から +21.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。谷上駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは新神戸駅で昨年に比べ -43.7 %、坪単価は 93.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(谷上駅)は -9.1 %(坪単価 -6.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(新神戸駅)は -43.7 %(坪単価 -72.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 16.7 分 → 2025年 14.9 分、-11.0 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 23.3 % → 2025年 19.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 36.7 % → 2025年 42.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 % → 2025年 14.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新神戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.6万円/坪(28.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -43.7%( -72.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった谷上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.4万円/坪(19.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -9.1%( -6.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 18 件(1年前(2024年)に比べて -18.2%( -4件/坪)と不調に推移しています。)。
| 北神急行 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 谷上駅 | 64.4万/坪 (25.3年/56.9坪) | 70.9万/坪 (22.3年/55.4坪) | 70.8万/坪 (23.0年/58.6坪) |
| 新神戸駅 | 93.6万/坪 (36.7年/35.3坪) | 166万/坪 (38.8年/40.7坪) | 92.3万/坪 (36.6年/43.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
谷上駅 64.4 万/坪(昨年同期比 -9.1 %)
谷上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.4万円/坪(19.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -9.1%( -6.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 18 件(1年前(2024年)に比べて -18.2%( -4件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 25.3年(昨年 22.3年から +13.7 %増)。平均土地面積は 56.9 坪 (昨年 55.4 坪から +2.7 %増)。平均建物面積は 37.6 坪 (昨年 35.5 坪から +5.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 28.8 分 → 2025年 19.0 分、-34.0 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 42.9 % → 2025年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 22.3 年 → 2025年 25.3 年、+13.7 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 9.5 % → 2025年 22.2 %)
新神戸駅 93.6 万/坪(昨年同期比 -43.7 %)
新神戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.6万円/坪(28.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -43.7%( -72.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.7年(昨年 38.8年から -5.3 %減)。平均土地面積は 35.3 坪 (昨年 40.7 坪から -13.2 %減)。平均建物面積は 91.8 坪 (昨年 42.4 坪から +116.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 10.0 分 → 2025年 8.0 分、-20.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 22.2 % → 2025年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示