【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期のJR関西本線 (月ケ瀬口駅～加茂駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.2万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -12.0％( -3.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 18 件(１年前(2024年)に比べて -58.1％( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.5年(昨年 33.2年から +16.2 ％増)。平均土地面積は 106.5 坪 (昨年 68.6 坪から +55.3 ％増)。平均建物面積は 44.0 坪 (昨年 36.1 坪から +22.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。加茂駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは笠置駅で昨年に比べ -22.8 ％、坪単価は 18.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(加茂駅)は -8.0 ％(坪単価 -2.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(笠置駅)は -22.8 ％(坪単価 -5.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 24.2 分 → 2025年 21.4 分、-11.5 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 37.2 ％ → 2025年 11.8 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 18.2 ％ → 2025年 21.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 33.2 年 → 2025年 38.5 年、+16.2 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 41.9 ％ → 2025年 76.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった加茂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.7万円/坪(9.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -8.0％( -2.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 15 件(１年前(2024年)に比べて -61.5％( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった笠置駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.2万円/坪(5.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -22.8％( -5.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR関西本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 月ケ瀬口駅 | - | 14.4万/坪 (29.2年/106坪) | 11.0万/坪 (33.5年/46.9坪) |
| 大河原駅 | 6.5万/坪 (47.0年/106坪) | - | - |
| 笠置駅 | 18.2万/坪 (38.3年/398坪) | 23.6万/坪 (30.0年/182坪) | 5.8万/坪 (45.0年/121坪) |
| 加茂駅 | 29.7万/坪 (38.0年/67.8坪) | 32.3万/坪 (33.6年/62.8坪) | 40.0万/坪 (32.1年/60.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
加茂駅 29.7 万/坪(昨年同期比 -8.0 ％)
加茂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.7万円/坪(9.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -8.0％( -2.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 15 件(１年前(2024年)に比べて -61.5％( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.0年(昨年 33.6年から +13.1 ％増)。平均土地面積は 67.8 坪 (昨年 62.8 坪から +7.9 ％増)。平均建物面積は 38.0 坪 (昨年 35.5 坪から +7.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.7 ％ → 2025年 27.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 30.8 ％ → 2025年 7.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 33.6 年 → 2025年 38.0 年、+13.1 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 46.2 ％ → 2025年 78.6 ％)
笠置駅 18.2 万/坪(昨年同期比 -22.8 ％)
笠置駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.2万円/坪(5.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -22.8％( -5.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 38.3年(昨年 30.0年から +27.5 ％増)。平均土地面積は 397.8 坪 (昨年 181.5 坪から +119.2 ％増)。平均建物面積は 68.8 坪 (昨年 42.4 坪から +62.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 30.0 分 → 2025年 19.5 分、-35.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 30.0 年 → 2025年 38.3 年、+27.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示