【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期のJR琵琶湖線 (山科駅~京都駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 149万円/坪(45.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +3.5%( +5.1万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 37 件(1年前(2024年)に比べて -48.6%( -35件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.8年(昨年 23.5年から +31.1 %増)。平均土地面積は 37.2 坪 (昨年 43.1 坪から -13.7 %減)。平均建物面積は 40.6 坪 (昨年 48.0 坪から -15.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。京都駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは京都駅で昨年に比べ +38.8 %、坪単価は 266 万円/坪となった。
上位 1 駅(京都駅)は +38.8 %(坪単価 +74.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(山科駅)は -11.8 %(坪単価 -13.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 14.0 % → 2025年 21.9 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.5 % → 2025年 6.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 23.5 年 → 2025年 30.8 年、+31.1 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 26.3 % → 2025年 34.4 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 26.3 % → 2025年 31.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京都駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 266万円/坪(80.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +38.8%( +74.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2024年)に比べて -62.1%( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山科駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.2万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -11.8%( -13.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 26 件(1年前(2024年)に比べて -39.5%( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR琵琶湖線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 山科駅 | 99.2万/坪 (30.2年/38.9坪) | 112万/坪 (24.8年/41.9坪) | 113万/坪 (29.3年/40.6坪) |
| 京都駅 | 266万/坪 (33.3年/33.4坪) | 192万/坪 (20.5年/45.0坪) | 180万/坪 (25.4年/34.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
京都駅 265.8 万/坪(昨年同期比 +38.8 %)
京都駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 266万円/坪(80.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +38.8%( +74.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2024年)に比べて -62.1%( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.3年(昨年 20.5年から +62.4 %増)。平均土地面積は 33.4 坪 (昨年 45.0 坪から -25.8 %減)。平均建物面積は 53.1 坪 (昨年 52.8 坪から +0.5 %増)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.9 % → 2025年 14.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 35.3 % → 2025年 28.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 20.5 年 → 2025年 33.3 年、+62.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2024年 8.8 分 → 2025年 10.2 分、+15.4 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.8 % → 2025年 28.6 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 % → 2025年 9.1 %)
山科駅 99.2 万/坪(昨年同期比 -11.8 %)
山科駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.2万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -11.8%( -13.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 26 件(1年前(2024年)に比べて -39.5%( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.2年(昨年 24.8年から +21.5 %増)。平均土地面積は 38.9 坪 (昨年 41.9 坪から -7.2 %減)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 44.9 坪から -21.5 %減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 17.5 % → 2025年 28.0 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.5 % → 2025年 4.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 24.8 年 → 2025年 30.2 年、+21.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 22.5 % → 2025年 32.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 32.5 % → 2025年 36.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示