【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期の近鉄志摩線 (鳥羽駅～賢島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.6万円/坪(3.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -35.6％( -7.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 24 件(１年前(2024年)に比べて -71.1％( -59件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.6年(昨年 38.6年から +15.6 ％増)。平均土地面積は 81.8 坪 (昨年 131.9 坪から -38.0 ％減)。平均建物面積は 51.3 坪 (昨年 41.5 坪から +23.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。鵜方駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは上之郷駅で昨年に比べ -87.5 ％、坪単価は 2.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(穴川駅、鵜方駅)は +2939.8 ％(坪単価 +0.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(上之郷駅、志摩赤崎駅)は -87.2 ％(坪単価 -25.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.8 ％ → 2025年 16.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 45.8 ％ → 2025年 23.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 38.6 年 → 2025年 44.6 年、+15.6 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 45.8 ％ → 2025年 71.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鵜方駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.5万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -8.4％( -1.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 14 件(１年前(2024年)に比べて -68.9％( -31件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上之郷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -87.5％( -16.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 近鉄志摩線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 鳥羽駅 | - | 23.8万/坪 (37.2年/46.6坪) | 14.3万/坪 (35.8年/126坪) |
| 中之郷駅 | 12.7万/坪 (25.3年/98.3坪) | - | - |
| 志摩赤崎駅 | 5.1万/坪 (48.5年/71.1坪) | 38.9万/坪 (36.8年/226坪) | 23.7万/坪 (24.6年/133坪) |
| 船津駅 | - | 15.3万/坪 (50.2年/145坪) | 5.7万/坪 (48.5年/112坪) |
| 加茂駅 | - | 10.1万/坪 (52.0年/157坪) | - |
| 松尾駅 | 5.0万/坪 (53.7年/99.8坪) | 17.6万/坪 (51.1年/158坪) | 17.2万/坪 (50.5年/67.6坪) |
| 白木駅 | - | - | - |
| 沓掛駅 | - | - | - |
| 上之郷駅 | 2.3万/坪 (59.3年/66.6坪) | 18.5万/坪 (41.0年/247坪) | - |
| 志摩磯部駅 | 8.4万/坪 (0年/33.3坪) | 21.2万/坪 (34.7年/120坪) | 13.4万/坪 (28.6年/101坪) |
| 穴川駅 | 0.06万/坪 (53.5年/78.7坪) | 15.0万/坪 (30.3年/66.6坪) | |
| 志摩横山駅 | - | 5.2万/坪 (44.5年/439坪) | 37.2万/坪 (26.2年/122坪) |
| 鵜方駅 | 16.5万/坪 (42.5年/81.7坪) | 18.1万/坪 (37.6年/120坪) | 17.1万/坪 (33.8年/104坪) |
| 志摩神明駅 | 11.2万/坪 (39.3年/99.8坪) | 16.0万/坪 (37.8年/49.9坪) | 23.3万/坪 (36.0年/109坪) |
| 賢島駅 | - | - | 8.0万/坪 (20.3年/127坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
穴川駅 3.3 万/坪(昨年同期比 +5888.0 ％)
穴川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.3万円/坪(1.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +5888.0％( +3.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 56.3年(昨年 53.5年から +5.1 ％増)。平均建物面積は 302.5 坪 (昨年 18.2 坪から +1566.7 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 30.0 分 → 2025年 60.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
鵜方駅 16.5 万/坪(昨年同期比 -8.4 ％)
鵜方駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.5万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -8.4％( -1.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 14 件(１年前(2024年)に比べて -68.9％( -31件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.5年(昨年 37.6年から +13.1 ％増)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 120.1 坪から -32.0 ％減)。平均建物面積は 38.7 坪 (昨年 42.7 坪から -9.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.2 ％ → 2025年 7.1 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.2 ％ → 2025年 7.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 37.6 年 → 2025年 42.5 年、+13.1 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 42.5 ％ → 2025年 69.2 ％)
上之郷駅 2.3 万/坪(昨年同期比 -87.5 ％)
上之郷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -87.5％( -16.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 59.3年(昨年 41.0年から +44.5 ％増)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 246.5 坪から -73.0 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 22.7 坪から +33.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 10.0 分 → 2025年 6.0 分、-40.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 41.0 年 → 2025年 59.3 年、+44.5 ％と大きく増加)
志摩赤崎駅 5.1 万/坪(昨年同期比 -87.0 ％)
志摩赤崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.1万円/坪(1.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -87.0％( -33.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 48.5年(昨年 36.8年から +32.0 ％増)。平均土地面積は 71.1 坪 (昨年 226.1 坪から -68.6 ％減)。平均建物面積は 26.5 坪 (昨年 48.1 坪から -45.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 36.8 年 → 2025年 48.5 年、+32.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示