【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜12月期のJR予讃線 (高松駅～箕浦駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.6万円/坪(13.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +26.3％( +9.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 233 件(１年前(2022年)に比べて -12.4％( -33件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 30.8年(昨年 32.5年から -5.2 ％減)。平均土地面積は 101.6 坪 (昨年 101.2 坪から +0.4 ％増)。平均建物面積は 55.5 坪 (昨年 53.1 坪から +4.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。高松駅、香西駅、国分駅、坂出駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは海岸寺駅で昨年に比べ +1945.1 ％、坪単価は 38.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(海岸寺駅、本山駅)は +1358.9 ％(坪単価 +102.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(みの駅、比地大駅)は -54.4 ％(坪単価 -15.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 0.5 ％ → 2023年 2.9 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 40.7 ％ → 2023年 37.3 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 2.3 ％ → 2023年 1.3 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 2.6 ％ → 2023年 2.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった本山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 190万円/坪(57.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +772.8％( +167.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -92.3％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったみの駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.3万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -54.8％( -10.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR予讃線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高松駅 | 74.2万/坪 (44.8年/102坪) | 60.3万/坪 (31.9年/39.8坪) | 78.5万/坪 (28.7年/43.9坪) |
| 香西駅 | 38.2万/坪 (30.0年/122坪) | 23.5万/坪 (34.8年/90.9坪) | 37.1万/坪 (28.6年/104坪) |
| 鬼無駅 | 41.5万/坪 (24.8年/158坪) | 74.1万/坪 (0.13年/64.7坪) | 56.9万/坪 (14.6年/114坪) |
| 端岡駅 | 48.6万/坪 (26.2年/55.1坪) | 52.9万/坪 (28.3年/124坪) | 41.5万/坪 (27.4年/61.1坪) |
| 国分駅 | 38.3万/坪 (25.5年/102坪) | 25.8万/坪 (31.6年/74.3坪) | 21.9万/坪 (36.3年/54.5坪) |
| 讃岐府中駅 | 29.4万/坪 (26.1年/50.7坪) | 13.9万/坪 (54.6年/159坪) | 15.6万/坪 (47.0年/93.8坪) |
| 鴨川駅 | 12.3万/坪 (44.0年/137坪) | - | 31.9万/坪 (53.5年/219坪) |
| 八十場駅 | 1.4万/坪 (54.5年/96.8坪) | - | 6.8万/坪 (50.3年/49.9坪) |
| 坂出駅 | 62.7万/坪 (30.0年/96.6坪) | 33.7万/坪 (30.9年/84.5坪) | 32.7万/坪 (29.8年/128坪) |
| 宇多津駅 | 51.0万/坪 (21.2年/108坪) | 46.5万/坪 (31.0年/113坪) | 59.8万/坪 (21.3年/128坪) |
| 丸亀駅 | 41.0万/坪 (28.8年/89.1坪) | 45.9万/坪 (30.9年/88.9坪) | 53.5万/坪 (24.0年/90.1坪) |
| 讃岐塩屋駅 | - | - | - |
| 多度津駅 | 28.2万/坪 (36.3年/82.6坪) | 30.1万/坪 (34.2年/108坪) | 35.4万/坪 (20.5年/110坪) |
| 海岸寺駅 | 38.6万/坪 (35.8年/61.0坪) | 1.9万/坪 (75.6年/49.9坪) | 5.5万/坪 (40.5年/40.8坪) |
| 津島ノ宮駅 | 26.4万/坪 (20.8年/142坪) | 5.4万/坪 (0年/169坪) | - |
| 詫間駅 | 58.2万/坪 (40.1年/125坪) | 11.4万/坪 (44.7年/120坪) | 18.2万/坪 (35.4年/172坪) |
| みの駅 | 8.3万/坪 (52.3年/393坪) | 18.3万/坪 (39.0年/125坪) | 20.5万/坪 (35.8年/158坪) |
| 高瀬駅 | 34.1万/坪 (36.1年/76.2坪) | 33.3万/坪 (29.9年/171坪) | 37.9万/坪 (25.1年/122坪) |
| 比地大駅 | 17.5万/坪 (41.3年/94.5坪) | 38.1万/坪 (30.0年/78.7坪) | 0.3万/坪 (47.9年/91.8坪) |
| 本山駅 | 190万/坪 (47.3年/121坪) | 21.7万/坪 (46.2年/87.0坪) | 25.6万/坪 (27.4年/220坪) |
| 観音寺駅 | 38.8万/坪 (27.5年/102坪) | 46.2万/坪 (21.9年/109坪) | 37.2万/坪 (24.2年/90.3坪) |
| 豊浜駅 | 20.2万/坪 (23.2年/188坪) | 18.4万/坪 (27.0年/160坪) | 23.3万/坪 (42.2年/152坪) |
| 箕浦駅 | 7.3万/坪 (0年/51.4坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
海岸寺駅 38.6 万/坪(昨年同期比 +1945.1 ％)
海岸寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.6万円/坪(11.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +1945.1％( +36.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.8年(昨年 75.6年から -52.7 ％減)。平均土地面積は 61.0 坪 (昨年 49.9 坪から +22.2 ％増)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 21.2 坪から +85.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 75.6 年 → 2023年 35.8 年、-52.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 33.3 ％)
本山駅 189.5 万/坪(昨年同期比 +772.8 ％)
本山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 190万円/坪(57.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +772.8％( +167.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -92.3％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.3年(昨年 46.2年から +2.3 ％増)。平均土地面積は 121.0 坪 (昨年 87.0 坪から +39.0 ％増)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 33.2 坪から +36.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 24.7 分 → 2023年 21.0 分、-15.0 ％と減少)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 72.7 ％ → 2023年 100.0 ％)
みの駅 8.3 万/坪(昨年同期比 -54.8 ％)
みの駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.3万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -54.8％( -10.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 52.3年(昨年 39.0年から +34.0 ％増)。平均土地面積は 393.3 坪 (昨年 125.0 坪から +214.5 ％増)。平均建物面積は 60.5 坪 (昨年 36.0 坪から +67.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 36.2 分 → 2023年 29.0 分、-19.8 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 39.0 年 → 2023年 52.3 年、+34.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 ％ → 2023年 100.0 ％)
比地大駅 17.5 万/坪(昨年同期比 -54.0 ％)
比地大駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.5万円/坪(5.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -54.0％( -20.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 41.3年(昨年 30.0年から +37.5 ％増)。平均土地面積は 94.5 坪 (昨年 78.7 坪から +20.2 ％増)。平均建物面積は 151.8 坪 (昨年 49.9 坪から +204.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 30.0 分 → 2023年 17.0 分、-43.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 66.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 30.0 年 → 2023年 41.3 年、+37.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示