【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年7月〜9月期のJR中央本線支線 (岡谷駅~塩尻駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.5万円/坪(10.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -28.3%( -13.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 19 件(1年前(2022年)に比べて -29.6%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.9年(昨年 19.2年から +86.8 %増)。平均土地面積は 99.1 坪 (昨年 87.3 坪から +13.5 %増)。平均建物面積は 43.3 坪 (昨年 33.1 坪から +30.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。岡谷駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは岡谷駅で昨年に比べ +38.9 %、坪単価は 42.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(岡谷駅)は +38.9 %(坪単価 +11.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(川岸駅)は -96.3 %(坪単価 -71.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 26.7 分 → 2023年 21.3 分、-20.2 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 43.8 % → 2023年 29.4 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 19.2 年 → 2023年 35.9 年、+86.8 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 6.2 % → 2023年 52.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 5.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岡谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.3万円/坪(12.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +38.9%( +11.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2022年)に比べて -46.2%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった川岸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -96.3%( -71.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR中央本線支線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
岡谷駅 | 42.3万/坪 (30.5年/105坪) | 30.4万/坪 (27.0年/70.5坪) | 31.2万/坪 (34.5年/101坪) |
川岸駅 | 2.8万/坪 (46.5年/49.2坪) | 74.0万/坪 (0年/34.8坪) | - |
辰野駅 | 18.5万/坪 (46.0年/182坪) | 51.5万/坪 (14.0年/123坪) | 11.9万/坪 (39.8年/129坪) |
信濃川島駅 | - | 18.9万/坪 (23.5年/175坪) | 6.6万/坪 (43.5年/106坪) |
小野駅 | - | 17.4万/坪 (26.5年/127坪) | 34.6万/坪 (41.5年/99.8坪) |
塩尻駅 | 35.7万/坪 (36.8年/85.6坪) | 91.7万/坪 (8.1年/91.9坪) | 36.6万/坪 (19.3年/123坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
岡谷駅 42.3 万/坪(昨年同期比 +38.9 %)
岡谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.3万円/坪(12.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +38.9%( +11.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2022年)に比べて -46.2%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 27.0年から +13.3 %増)。平均土地面積は 105.2 坪 (昨年 70.5 坪から +49.2 %増)。平均建物面積は 39.8 坪 (昨年 33.3 坪から +19.5 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 57.1 % → 2023年 57.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 27.0 年 → 2023年 30.5 年、+13.3 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 14.3 % → 2023年 28.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 14.3 % → 2023年 14.3 %)
川岸駅 2.8 万/坪(昨年同期比 -96.3 %)
川岸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -96.3%( -71.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 49.2 坪 (昨年 34.8 坪から +41.3 %増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 63.5 坪から -42.9 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 15.0 分 → 2023年 20.0 分、+33.3 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示