【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年4月〜6月期のJR中央本線支線 (岡谷駅~塩尻駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.4万円/坪(9.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -31.8%( -15.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(1年前(2020年)に比べて +133.3%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.6年(昨年 35.9年から -25.9 %減)。平均土地面積は 76.7 坪 (昨年 91.5 坪から -16.2 %減)。平均建物面積は 41.8 坪 (昨年 38.1 坪から +9.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。辰野駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは塩尻駅で昨年に比べ -38.2 %、坪単価は 40.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(辰野駅)は -12.0 %(坪単価 -3.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(塩尻駅)は -38.2 %(坪単価 -24.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 35.9 年 → 2021年 26.6 年、-25.9 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 23.7 分 → 2021年 21.3 分、-10.1 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 80.0 % → 2021年 23.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 38.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった塩尻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.2万円/坪(12.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -38.2%( -24.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった辰野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.4万円/坪(7.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -12.0%( -3.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR中央本線支線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
岡谷駅 | 27.5万/坪 (19.9年/62.8坪) | - | 69.1万/坪 (23.3年/116坪) |
川岸駅 | - | - | 5.6万/坪 (47.3年/59.0坪) |
辰野駅 | 24.4万/坪 (35.0年/66.2坪) | 27.7万/坪 (49.3年/63.5坪) | 8.7万/坪 (43.3年/155坪) |
信濃川島駅 | - | - | - |
小野駅 | - | 14.7万/坪 (34.3年/236坪) | - |
塩尻駅 | 40.2万/坪 (24.3年/93.0坪) | 65.1万/坪 (31.9年/70.1坪) | 55.5万/坪 (13.8年/83.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
辰野駅 24.4 万/坪(昨年同期比 -12.0 %)
辰野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.4万円/坪(7.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -12.0%( -3.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.0年(昨年 49.3年から -28.9 %減)。平均土地面積は 66.2 坪 (昨年 63.5 坪から +4.2 %増)。平均建物面積は 32.9 坪 (昨年 46.9 坪から -29.8 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 49.3 年 → 2021年 35.0 年、-28.9 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 75.0 %)
塩尻駅 40.2 万/坪(昨年同期比 -38.2 %)
塩尻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.2万円/坪(12.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -38.2%( -24.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.3年(昨年 31.9年から -24.0 %減)。平均土地面積は 93.0 坪 (昨年 70.1 坪から +32.7 %増)。平均建物面積は 55.7 坪 (昨年 32.3 坪から +72.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 31.9 年 → 2021年 24.3 年、-24.0 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示