【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜3月期のJR中央本線支線 (岡谷駅~塩尻駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.2万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -34.3%( -14.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 34.6年(昨年 25.7年から +34.6 %増)。平均土地面積は 110.8 坪 (昨年 94.4 坪から +17.4 %増)。平均建物面積は 49.3 坪 (昨年 79.3 坪から -37.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。岡谷駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは塩尻駅で昨年に比べ -39.2 %、坪単価は 33.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(岡谷駅)は -12.1 %(坪単価 -3.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(塩尻駅)は -39.2 %(坪単価 -21.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 % → 2020年 38.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 25.7 年 → 2020年 34.6 年、+34.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 8.3 % → 2020年 46.2 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 8.3 % → 2020年 7.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった塩尻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.9万円/坪(10.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -39.2%( -21.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて -14.3%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった岡谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.2万円/坪(7.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -12.1%( -3.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
JR中央本線支線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
岡谷駅 | 25.2万/坪 (40.2年/131坪) | 28.7万/坪 (29.0年/119坪) | 59.1万/坪 (19.0年/74.1坪) |
川岸駅 | - | - | - |
辰野駅 | - | 31.6万/坪 (36.0年/72.6坪) | - |
信濃川島駅 | 5.3万/坪 (40.0年/121坪) | - | - |
小野駅 | - | - | - |
塩尻駅 | 33.9万/坪 (25.6年/89.2坪) | 55.7万/坪 (21.2年/73.4坪) | 87.2万/坪 (14.5年/138坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
岡谷駅 25.2 万/坪(昨年同期比 -12.1 %)
岡谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.2万円/坪(7.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -12.1%( -3.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 40.2年(昨年 29.0年から +38.5 %増)。平均土地面積は 130.6 坪 (昨年 119.0 坪から +9.7 %増)。平均建物面積は 48.4 坪 (昨年 103.4 坪から -53.2 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 80.0 % → 2020年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 29.0 年 → 2020年 40.2 年、+38.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 19.7 分 → 2020年 23.8 分、+21.2 %と大きく増加)
塩尻駅 33.9 万/坪(昨年同期比 -39.2 %)
塩尻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.9万円/坪(10.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -39.2%( -21.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて -14.3%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 25.6年(昨年 21.2年から +21.0 %増)。平均土地面積は 89.2 坪 (昨年 73.4 坪から +21.6 %増)。平均建物面積は 50.8 坪 (昨年 62.8 坪から -19.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 23.3 分 → 2020年 18.7 分、-19.8 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 20.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 21.2 年 → 2020年 25.6 年、+21.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 40.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示