
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期の北陸新幹線 (飯山駅~軽井沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +34.9%( +29.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 62 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 25.0年(昨年 28.1年から -11.1 %減)。平均土地面積は 131.1 坪 (昨年 149.4 坪から -12.2 %減)。平均建物面積は 44.0 坪 (昨年 45.4 坪から -3.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。長野駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは軽井沢駅で昨年に比べ +118.0 %、坪単価は 325 万円/坪となった。
上位 1 駅(軽井沢駅)は +118.0 %(坪単価 +176.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(飯山駅)は -38.7 %(坪単価 -6.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 28.1 年 → 2024年 25.0 年、-11.1 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.0 % → 2024年 21.4 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 27.8 % → 2024年 23.2 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 39.8 分 → 2024年 44.3 分、+11.4 %と増加)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.7 % → 2024年 1.8 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 1.6 % → 2024年 1.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった軽井沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 325万円/坪(98.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +118.0%( +176.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2023年)に比べて -23.5%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった飯山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.6万円/坪(3.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -38.7%( -6.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
北陸新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
飯山駅 | 10.6万/坪 (29.8年/186坪) | 17.2万/坪 (42.9年/56.5坪) | - |
長野駅 | 66.5万/坪 (28.8年/87.9坪) | 60.2万/坪 (27.0年/139坪) | 53.4万/坪 (26.4年/117坪) |
上田駅 | 52.5万/坪 (22.3年/135坪) | 54.0万/坪 (34.0年/103坪) | 25.6万/坪 (34.3年/84.3坪) |
佐久平駅 | 82.5万/坪 (8.3年/142坪) | 89.3万/坪 (15.7年/171坪) | 52.5万/坪 (64.3年/151坪) |
軽井沢駅 | 325万/坪 (29.4年/188坪) | 149万/坪 (29.8年/199坪) | 181万/坪 (28.6年/216坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
軽井沢駅 325.4 万/坪(昨年同期比 +118.0 %)
軽井沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 325万円/坪(98.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +118.0%( +176.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2023年)に比べて -23.5%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.4年(昨年 29.8年から -1.4 %減)。平均土地面積は 188.4 坪 (昨年 199.1 坪から -5.3 %減)。平均建物面積は 36.8 坪 (昨年 46.1 坪から -20.2 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 57.1 % → 2024年 45.5 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 % → 2024年 18.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.4 % → 2024年 27.3 %)
飯山駅 10.6 万/坪(昨年同期比 -38.7 %)
飯山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.6万円/坪(3.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -38.7%( -6.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 29.8年(昨年 42.9年から -30.7 %減)。平均土地面積は 185.5 坪 (昨年 56.5 坪から +228.6 %増)。平均建物面積は 104.9 坪 (昨年 29.2 坪から +258.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 42.9 年 → 2024年 29.8 年、-30.7 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示