この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期のJR鹿島線 (潮来駅～鹿島サッカースタジアム駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.5万円/坪(11.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -18.7％( -9.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 17 件(１年前(2020年)に比べて +6.2％( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 26.8年(昨年 21.8年から +23.0 ％増)。平均土地面積は 105.1 坪 (昨年 111.7 坪から -5.9 ％減)。平均建物面積は 33.6 坪 (昨年 68.4 坪から -50.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。潮来駅、鹿島神宮駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは鹿島神宮駅で昨年に比べ +12.9 ％、坪単価は 55.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(鹿島神宮駅)は +12.9 ％(坪単価 +6.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(延方駅)は -25.2 ％(坪単価 -5.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 57.1 ％ → 2021年 13.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 21.8 年 → 2021年 26.8 年、+23.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.1 ％ → 2021年 40.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鹿島神宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.8万円/坪(16.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +12.9％( +6.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2020年)に比べて -23.1％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった延方駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.8万円/坪(4.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -25.2％( -5.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR鹿島線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 潮来駅 | 21.1万/坪 (32.0年/174坪) | 18.9万/坪 (12.0年/393坪) | 10.3万/坪 (30.7年/123坪) |
| 延方駅 | 14.8万/坪 (39.7年/52.4坪) | 19.8万/坪 (27.0年/60.5坪) | - |
| 鹿島神宮駅 | 55.8万/坪 (19.4年/91.9坪) | 49.5万/坪 (24.2年/94.3坪) | 61.6万/坪 (13.3年/122坪) |
| 鹿島サッカースタジアム駅 | - | 96.2万/坪 (0年/90.8坪) | 99.2万/坪 (-1.00年/90.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鹿島神宮駅 55.8 万/坪(昨年同期比 +12.9 ％)
鹿島神宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.8万円/坪(16.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +12.9％( +6.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2020年)に比べて -23.1％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.4年(昨年 24.2年から -19.9 ％減)。平均土地面積は 91.9 坪 (昨年 94.3 坪から -2.5 ％減)。平均建物面積は 32.4 坪 (昨年 77.3 坪から -58.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 24.2 年 → 2021年 19.4 年、-19.9 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 18.2 ％ → 2021年 37.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 42.7 分 → 2021年 53.3 分、+24.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 9.1 ％ → 2021年 25.0 ％)
延方駅 14.8 万/坪(昨年同期比 -25.2 ％)
延方駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.8万円/坪(4.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -25.2％( -5.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.7年(昨年 27.0年から +46.9 ％増)。平均土地面積は 52.4 坪 (昨年 60.5 坪から -13.3 ％減)。平均建物面積は 20.2 坪 (昨年 22.7 坪から -11.1 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 27.0 年 → 2021年 39.7 年、+46.9 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示