【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期のJR八高線 (群馬藤岡駅～高崎駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.6万円/坪(20.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +0.9％( +0.6万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 40 件(１年前(2023年)に比べて -20.0％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.7年(昨年 24.1年から +15.3 ％増)。平均土地面積は 86.5 坪 (昨年 78.7 坪から +10.0 ％増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 53.0 坪から -31.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。高崎駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは高崎駅で昨年に比べ +16.4 ％、坪単価は 89.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(高崎駅)は +16.4 ％(坪単価 +12.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(倉賀野駅)は -28.7 ％(坪単価 -22.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 29.0 分 → 2024年 20.6 分、-28.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 34.0 ％ → 2024年 31.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 23.4 ％ → 2024年 23.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 24.1 年 → 2024年 27.7 年、+15.3 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.5 ％ → 2024年 31.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.9万円/坪(27.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +16.4％( +12.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 19 件(１年前(2023年)に比べて -32.1％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった群馬藤岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.5万円/坪(12.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -2.0％( -0.8万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて -21.4％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR八高線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 群馬藤岡駅 | 40.5万/坪 (29.0年/129坪) | 41.3万/坪 (25.8年/99.1坪) | 33.1万/坪 (26.2年/95.0坪) |
| 北藤岡駅 | - | 44.1万/坪 (16.5年/52.9坪) | 64.9万/坪 (15.5年/150坪) |
| 倉賀野駅 | 56.3万/坪 (21.1年/66.7坪) | 79.0万/坪 (15.1年/58.8坪) | 86.5万/坪 (15.5年/77.5坪) |
| 高崎駅 | 89.9万/坪 (30.7年/72.2坪) | 77.2万/坪 (25.9年/74.8坪) | 98.3万/坪 (15.3年/68.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
高崎駅 89.9 万/坪(昨年同期比 +16.4 ％)
高崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.9万円/坪(27.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +16.4％( +12.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 19 件(１年前(2023年)に比べて -32.1％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.7年(昨年 25.9年から +18.5 ％増)。平均土地面積は 72.2 坪 (昨年 74.8 坪から -3.5 ％減)。平均建物面積は 40.0 坪 (昨年 68.7 坪から -41.7 ％減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.5 ％ → 2024年 22.2 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 38.5 ％ → 2024年 27.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 25.9 年 → 2024年 30.7 年、+18.5 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 26.9 ％ → 2024年 38.9 ％)
倉賀野駅 56.3 万/坪(昨年同期比 -28.7 ％)
倉賀野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.3万円/坪(17.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -28.7％( -22.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて +42.9％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.1年(昨年 15.1年から +40.0 ％増)。平均土地面積は 66.7 坪 (昨年 58.8 坪から +13.5 ％増)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 31.8 坪から +2.4 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 ％ → 2024年 10.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 15.1 年 → 2024年 21.1 年、+40.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 15.1 分 → 2024年 19.9 分、+31.4 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 71.4 ％ → 2024年 30.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示