【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期のわたらせ渓谷鐵道線 (桐生駅~神戸駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.5万円/坪(7.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -12.8%( -3.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 28 件(1年前(2023年)に比べて -65.9%( -54件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.0年(昨年 30.9年から +29.4 %増)。平均土地面積は 97.6 坪 (昨年 94.3 坪から +3.5 %増)。平均建物面積は 44.6 坪 (昨年 39.8 坪から +12.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。運動公園駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは運動公園駅で昨年に比べ +39.1 %、坪単価は 53.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(運動公園駅)は +39.1 %(坪単価 +15.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(上神梅駅)は -95.9 %(坪単価 -1.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.4 % → 2024年 8.7 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.8 % → 2024年 39.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 30.9 年 → 2024年 40.0 年、+29.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 38.0 % → 2024年 47.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 15.5 % → 2024年 4.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった運動公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.5万円/坪(16.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +39.1%( +15.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上神梅駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.06万円/坪(0.02万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -95.9%( -1.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
わたらせ渓谷鐵道線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
桐生駅 | 23.7万/坪 (47.8年/110坪) | 23.6万/坪 (33.8年/91.5坪) | 25.5万/坪 (40.1年/106坪) |
下新田駅 | - | 28.3万/坪 (20.3年/98.3坪) | - |
相老駅 | 22.6万/坪 (40.8年/83.2坪) | 41.4万/坪 (25.0年/88.9坪) | 41.0万/坪 (28.3年/87.9坪) |
運動公園駅 | 53.5万/坪 (16.3年/52.2坪) | 38.5万/坪 (33.4年/194坪) | 25.7万/坪 (23.0年/59.0坪) |
大間々駅 | 32.3万/坪 (16.3年/79.4坪) | 33.1万/坪 (40.3年/103坪) | 42.2万/坪 (12.8年/90.4坪) |
上神梅駅 | 1.4万/坪 (42.5年/124坪) | 34.1万/坪 (29.8年/120坪) | |
本宿駅 | - | - | - |
水沼駅 | - | 25.2万/坪 (22.8年/84.7坪) | 25.0万/坪 (26.8年/333坪) |
花輪駅 | - | 3.9万/坪 (48.0年/133坪) | - |
中野駅 | - | - | - |
神戸駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
運動公園駅 53.5 万/坪(昨年同期比 +39.1 %)
運動公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.5万円/坪(16.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +39.1%( +15.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 16.3年(昨年 33.4年から -51.3 %減)。平均土地面積は 52.2 坪 (昨年 194.4 坪から -73.2 %減)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 43.9 坪から -29.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 33.4 年 → 2024年 16.3 年、-51.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 25.0 分 → 2024年 20.0 分、-20.0 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 50.0 %)
上神梅駅 0.1 万/坪(昨年同期比 -95.9 %)
上神梅駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.06万円/坪(0.02万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -95.9%( -1.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 36.0年(昨年 42.5年から -15.3 %減)。平均建物面積は 178.5 坪 (昨年 36.3 坪から +391.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 42.5 年 → 2024年 36.0 年、-15.3 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 28.0 分 → 2024年 16.0 分、-42.9 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示