【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の九州新幹線 (博多駅~筑後船小屋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 111万円/坪(33.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -44.9%( -90.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 27 件(1年前(2023年)に比べて -60.3%( -41件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.6年(昨年 32.2年から -20.5 %減)。平均土地面積は 103.9 坪 (昨年 84.4 坪から +23.0 %増)。平均建物面積は 53.5 坪 (昨年 79.4 坪から -32.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。久留米駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは久留米駅で昨年に比べ +81.5 %、坪単価は 83.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(久留米駅)は +81.5 %(坪単価 +37.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(博多駅)は -61.4 %(坪単価 -268.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 32.2 年 → 2024年 25.6 年、-20.5 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.6 % → 2024年 33.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 42.4 % → 2024年 33.3 %)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.5 % → 2024年 4.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった博多駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 169万円/坪(51.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -61.4%( -268.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2023年)に比べて -62.1%( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった久留米駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.8万円/坪(25.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +81.5%( +37.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2023年)に比べて -37.5%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
九州新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
博多駅 | 169万/坪 (23.7年/53.9坪) | 438万/坪 (24.9年/78.0坪) | 161万/坪 (28.8年/79.5坪) |
久留米駅 | 83.8万/坪 (21.1年/172坪) | 46.2万/坪 (31.5年/68.7坪) | 56.7万/坪 (26.5年/59.0坪) |
筑後船小屋駅 | - | 22.6万/坪 (41.6年/139坪) | 21.2万/坪 (33.6年/130坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
久留米駅 83.8 万/坪(昨年同期比 +81.5 %)
久留米駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.8万円/坪(25.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +81.5%( +37.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2023年)に比べて -37.5%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.1年(昨年 31.5年から -33.0 %減)。平均土地面積は 172.3 坪 (昨年 68.7 坪から +150.7 %増)。平均建物面積は 60.9 坪 (昨年 70.0 坪から -13.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 31.5 年 → 2024年 21.1 年、-33.0 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 % → 2024年 37.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 43.8 % → 2024年 25.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 16.0 分 → 2024年 19.1 分、+19.4 %と増加)
博多駅 169.2 万/坪(昨年同期比 -61.4 %)
博多駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 169万円/坪(51.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -61.4%( -268.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2023年)に比べて -62.1%( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.7年(昨年 24.9年から -5.1 %減)。平均土地面積は 53.9 坪 (昨年 78.0 坪から -30.9 %減)。平均建物面積は 62.3 坪 (昨年 121.8 坪から -48.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 15.3 分 → 2024年 13.8 分、-10.4 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 17.9 % → 2024年 40.0 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.1 % → 2024年 10.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 17.9 % → 2024年 20.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 % → 2024年 30.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示