
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期の北陸新幹線 (敦賀駅~芦原温泉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.3万円/坪(12.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +12.6%( +4.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 34 件(1年前(2023年)に比べて -26.1%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.2年(昨年 32.5年から +14.2 %増)。平均土地面積は 104.4 坪 (昨年 102.9 坪から +1.4 %増)。平均建物面積は 60.5 坪 (昨年 65.1 坪から -7.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。福井駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは福井駅で昨年に比べ +36.4 %、坪単価は 53.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(福井駅)は +36.4 %(坪単価 +14.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(敦賀駅)は -8.1 %(坪単価 -1.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 31.1 % → 2024年 31.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 32.5 年 → 2024年 37.2 年、+14.2 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 42.2 % → 2024年 51.7 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 15.6 % → 2024年 10.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった福井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.0万円/坪(16.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +36.4%( +14.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 23 件(1年前(2023年)に比べて -30.3%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった敦賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.9万円/坪(5.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -8.1%( -1.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 11 件(1年前(2023年)に比べて +37.5%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
北陸新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
敦賀駅 | 18.9万/坪 (37.6年/105坪) | 20.5万/坪 (39.2年/95.1坪) | 106万/坪 (20.6年/97.4坪) |
福井駅 | 53.0万/坪 (36.9年/104坪) | 38.8万/坪 (33.2年/86.0坪) | 36.5万/坪 (33.7年/80.5坪) |
芦原温泉駅 | - | 50.6万/坪 (17.3年/227坪) | 13.3万/坪 (42.2年/222坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
福井駅 53.0 万/坪(昨年同期比 +36.4 %)
福井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.0万円/坪(16.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +36.4%( +14.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 23 件(1年前(2023年)に比べて -30.3%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.9年(昨年 33.2年から +11.1 %増)。平均土地面積は 103.8 坪 (昨年 86.0 坪から +20.8 %増)。平均建物面積は 54.6 坪 (昨年 55.0 坪から -0.7 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 28.1 % → 2024年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 33.2 年 → 2024年 36.9 年、+11.1 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 46.9 % → 2024年 55.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 21.9 % → 2024年 15.0 %)
敦賀駅 18.9 万/坪(昨年同期比 -8.1 %)
敦賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.9万円/坪(5.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -8.1%( -1.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 11 件(1年前(2023年)に比べて +37.5%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.6年(昨年 39.2年から -3.9 %減)。平均土地面積は 105.5 坪 (昨年 95.1 坪から +10.9 %増)。平均建物面積は 71.6 坪 (昨年 82.8 坪から -13.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 51.9 分 → 2024年 29.7 分、-42.7 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 62.5 % → 2024年 44.4 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 37.5 % → 2024年 44.4 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示