【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期の小田急多摩線 (新百合ケ丘駅~はるひ野駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 147万円/坪(44.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +3.3%( +4.6万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 147 件(1年前(2020年)に比べて +54.7%( +52件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.7年(昨年 12.3年から +44.6 %増)。平均土地面積は 58.2 坪 (昨年 47.6 坪から +22.2 %増)。平均建物面積は 40.1 坪 (昨年 39.8 坪から +0.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。栗平駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは栗平駅で昨年に比べ +37.2 %、坪単価は 165 万円/坪となった。
上位 1 駅(栗平駅)は +37.2 %(坪単価 +44.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(五月台駅)は -15.7 %(坪単価 -24.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.2 % → 2021年 5.8 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.2 % → 2021年 6.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 12.3 年 → 2021年 17.7 年、+44.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 19.4 % → 2021年 30.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 39.8 % → 2021年 25.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった栗平駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 165万円/坪(49.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +37.2%( +44.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(1年前(2020年)に比べて +250.0%( +20件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった黒川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 127万円/坪(38.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -1.4%( -1.8万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
小田急多摩線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新百合ケ丘駅 | 144万/坪 (19.3年/56.3坪) | 143万/坪 (13.2年/47.1坪) | 143万/坪 (16.1年/65.5坪) |
五月台駅 | 131万/坪 (24.5年/53.7坪) | 155万/坪 (7.3年/51.5坪) | 168万/坪 (8.9年/57.0坪) |
栗平駅 | 165万/坪 (10.4年/55.6坪) | 120万/坪 (12.2年/39.9坪) | 169万/坪 (14.1年/48.9坪) |
黒川駅 | 127万/坪 (15.4年/161坪) | 128万/坪 (7.8年/30.3坪) | 157万/坪 (1.3年/35.3坪) |
はるひ野駅 | 157万/坪 (15.3年/64.3坪) | 139万/坪 (13.3年/63.1坪) | 160万/坪 (2.8年/42.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
栗平駅 164.6 万/坪(昨年同期比 +37.2 %)
栗平駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 165万円/坪(49.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +37.2%( +44.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(1年前(2020年)に比べて +250.0%( +20件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 10.4年(昨年 12.2年から -14.5 %減)。平均土地面積は 55.6 坪 (昨年 39.9 坪から +39.3 %増)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 72.4 坪から -55.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 12.2 年 → 2021年 10.4 年、-14.5 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 7.1 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 9.0 分 → 2021年 11.0 分、+22.2 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 39.3 %)
五月台駅 130.9 万/坪(昨年同期比 -15.7 %)
五月台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 131万円/坪(39.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -15.7%( -24.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて -28.6%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.5年(昨年 7.3年から +235.5 %増)。平均土地面積は 53.7 坪 (昨年 51.5 坪から +4.2 %増)。平均建物面積は 32.7 坪 (昨年 33.3 坪から -1.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.1 % → 2021年 40.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 7.3 年 → 2021年 24.5 年、+235.5 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 58.3 % → 2021年 10.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示