【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜12月期の横浜みなとみらい線 (横浜駅~元町・中華街駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 168万円/坪(50.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -39.0%( -107.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 29 件(1年前(2019年)に比べて +52.6%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.3年(昨年 23.8年から -27.2 %減)。平均土地面積は 51.1 坪 (昨年 55.1 坪から -7.3 %減)。平均建物面積は 74.0 坪 (昨年 109.9 坪から -32.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。元町・中華街駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは横浜駅で昨年に比べ -44.4 %、坪単価は 163 万円/坪となった。
上位 1 駅(元町・中華街駅)は -16.4 %(坪単価 -39.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(横浜駅)は -44.4 %(坪単価 -129.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 23.8 年 → 2020年 17.3 年、-27.2 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 11.1 % → 2020年 31.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 38.9 % → 2020年 13.8 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 10.5 分 → 2020年 15.3 分、+45.1 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 26.3 % → 2020年 10.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 20.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった元町・中華街駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 201万円/坪(60.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -16.4%( -39.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった横浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 163万円/坪(49.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -44.4%( -129.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 25 件(1年前(2019年)に比べて +78.6%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
横浜みなとみらい線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
横浜駅 | 163万/坪 (16.3年/50.9坪) | 292万/坪 (22.1年/36.9坪) | 216万/坪 (23.7年/37.8坪) |
新高島駅 | - | - | 1,579万/坪 (18.8年/72.6坪) |
みなとみらい駅 | - | - | - |
馬車道駅 | - | 163万/坪 (25.8年/52.9坪) | - |
日本大通り駅 | - | - | - |
元町・中華街駅 | 201万/坪 (24.0年/52.2坪) | 241万/坪 (31.4年/133坪) | 158万/坪 (19.8年/18.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
元町・中華街駅 201.2 万/坪(昨年同期比 -16.4 %)
元町・中華街駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 201万円/坪(60.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -16.4%( -39.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 31.4年から -23.8 %減)。平均土地面積は 52.2 坪 (昨年 132.6 坪から -60.6 %減)。平均建物面積は 76.4 坪 (昨年 183.0 坪から -58.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 31.4 年 → 2020年 24.0 年、-23.8 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 10.7 分 → 2020年 13.2 分、+24.2 %と大きく増加)
横浜駅 162.6 万/坪(昨年同期比 -44.4 %)
横浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 163万円/坪(49.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -44.4%( -129.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 25 件(1年前(2019年)に比べて +78.6%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.3年(昨年 22.1年から -26.2 %減)。平均土地面積は 50.9 坪 (昨年 36.9 坪から +37.7 %増)。平均建物面積は 73.5 坪 (昨年 73.5 坪から +0.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 22.1 年 → 2020年 16.3 年、-26.2 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 % → 2020年 36.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 28.6 % → 2020年 12.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 11.5 分 → 2020年 15.6 分、+35.7 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 28.6 % → 2020年 4.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示