【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期の近江鉄道本線 (米原駅～貴生川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.0万円/坪(12.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -10.0％( -4.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 58 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 27.3年(昨年 20.2年から +35.3 ％増)。平均土地面積は 87.0 坪 (昨年 97.0 坪から -10.3 ％減)。平均建物面積は 53.0 坪 (昨年 49.9 坪から +6.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。豊郷駅、五箇荘駅、水口駅、貴生川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは日野駅で昨年に比べ +187.1 ％、坪単価は 34.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(日野駅、米原駅)は +180.1 ％(坪単価 +61.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(水口石橋駅、ひこね芹川駅)は -58.5 ％(坪単価 -46.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 37.8 ％ → 2021年 26.1 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.7 ％ → 2021年 1.9 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 20.2 年 → 2021年 27.3 年、+35.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 15.6 ％ → 2021年 37.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 22.2 ％ → 2021年 19.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった米原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 157万円/坪(47.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +173.0％( +99.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった彦根口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.7万円/坪(4.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -16.7％( -2.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 近江鉄道本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 米原駅 | 157万/坪 (-0.25年/52.9坪) | 57.7万/坪 (26.3年/122坪) | 69.7万/坪 (5.8年/171坪) |
| 鳥居本駅 | - | 14.3万/坪 (0年/142坪) | - |
| 彦根駅 | 36.1万/坪 (27.1年/65.5坪) | 37.3万/坪 (26.9年/50.1坪) | 35.5万/坪 (29.3年/68.2坪) |
| ひこね芹川駅 | 33.4万/坪 (44.8年/76.4坪) | 62.4万/坪 (24.8年/117坪) | - |
| 彦根口駅 | 14.7万/坪 (57.8年/15.1坪) | 17.6万/坪 (0年/22.7坪) | - |
| 高宮駅 | - | - | - |
| 尼子駅 | - | - | - |
| 豊郷駅 | 40.7万/坪 (19.8年/101坪) | 27.8万/坪 (18.8年/124坪) | 28.0万/坪 (10.8年/59.0坪) |
| 愛知川駅 | 28.1万/坪 (25.0年/59.4坪) | 46.8万/坪 (8.8年/75.6坪) | 18.7万/坪 (26.4年/155坪) |
| 五箇荘駅 | 58.8万/坪 (25.8年/45.4坪) | 43.8万/坪 (18.4年/105坪) | 20.7万/坪 (32.5年/119坪) |
| 河辺の森駅 | - | - | - |
| 八日市駅 | 44.7万/坪 (14.1年/120坪) | 63.0万/坪 (16.1年/55.6坪) | 23.8万/坪 (31.8年/106坪) |
| 長谷野駅 | - | 1.2万/坪 (30.8年/298坪) | - |
| 大学前駅 | - | - | 46.3万/坪 (0年/60.5坪) |
| 京セラ前駅 | - | - | - |
| 桜川駅 | - | 32.7万/坪 (23.1年/169坪) | 102万/坪 (-0.25年/56.0坪) |
| 朝日大塚駅 | 56.7万/坪 (8.8年/59.0坪) | 23.5万/坪 (34.8年/216坪) | - |
| 朝日野駅 | 16.8万/坪 (37.8年/49.2坪) | - | - |
| 日野駅 | 34.5万/坪 (34.5年/152坪) | 12.0万/坪 (0年/154坪) | - |
| 水口松尾駅 | 47.2万/坪 (26.8年/63.5坪) | 45.1万/坪 (17.8年/51.4坪) | - |
| 水口駅 | 78.6万/坪 (0.8年/57.0坪) | 39.4万/坪 (18.8年/64.0坪) | 94.5万/坪 (0.25年/59.0坪) |
| 水口石橋駅 | 26.2万/坪 (43.4年/160坪) | 89.3万/坪 (-0.25年/48.4坪) | 36.7万/坪 (28.8年/303坪) |
| 水口城南駅 | 10.9万/坪 (0年/66.6坪) | - | - |
| 貴生川駅 | 73.2万/坪 (23.3年/129坪) | 60.6万/坪 (13.8年/69.6坪) | 57.5万/坪 (21.8年/63.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
日野駅 34.5 万/坪(昨年同期比 +187.1 ％)
日野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.5万円/坪(10.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +187.1％( +22.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて +600.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 152.3 坪 (昨年 154.3 坪から -1.3 ％減)。平均建物面積は 73.0 坪 (昨年 66.6 坪から +9.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 60.0 分 → 2021年 27.7 分、-53.8 ％と大きく減少)
米原駅 157.4 万/坪(昨年同期比 +173.0 ％)
米原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 157万円/坪(47.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +173.0％( +99.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は -0.2年(昨年 26.3年から -100.9 ％減)。平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 121.8 坪から -56.5 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 53.3 坪から -40.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 26.3 年 → 2021年 -0.2 年、-100.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 17.0 分 → 2021年 30.0 分、+76.5 ％と大きく増加)
水口石橋駅 26.2 万/坪(昨年同期比 -70.7 ％)
水口石橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.2万円/坪(7.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -70.7％( -63.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 43.4年(昨年 -0.2年から -17721.1 ％減)。平均土地面積は 160.3 坪 (昨年 48.4 坪から +231.2 ％増)。平均建物面積は 161.3 坪 (昨年 30.3 坪から +433.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 -0.2 年 → 2021年 43.4 年、-17721.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 2.0 分 → 2021年 14.0 分、+600.0 ％と大きく増加)
ひこね芹川駅 33.4 万/坪(昨年同期比 -46.4 ％)
ひこね芹川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.4万円/坪(10.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -46.4％( -29.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 44.8年(昨年 24.8年から +80.8 ％増)。平均土地面積は 76.4 坪 (昨年 116.8 坪から -34.6 ％減)。平均建物面積は 26.5 坪 (昨年 59.0 坪から -55.1 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 24.8 年 → 2021年 44.8 年、+80.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示