【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期のJR上野東京ライン (赤羽駅~品川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 294万円/坪(89.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +45.7%( +92.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2021年)に比べて +85.7%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.8年(昨年 16.3年から +125.1 %増)。平均土地面積は 34.1 坪 (昨年 33.3 坪から +2.4 %増)。平均建物面積は 93.3 坪 (昨年 50.7 坪から +84.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。赤羽駅、日暮里駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは赤羽駅で昨年に比べ -19.8 %、坪単価は 136 万円/坪となった。
上位 1 駅(日暮里駅)は -18.9 %(坪単価 -44.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(赤羽駅)は -19.8 %(坪単価 -33.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 30.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 16.3 年 → 2022年 36.8 年、+125.1 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 % → 2022年 15.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった日暮里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 190万円/坪(57.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -18.9%( -44.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった赤羽駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 136万円/坪(41.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -19.8%( -33.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR上野東京ライン | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
赤羽駅 | 136万/坪 (38.4年/17.2坪) | 170万/坪 (15.7年/37.8坪) | 205万/坪 (13.3年/44.0坪) |
尾久駅 | - | - | 124万/坪 (27.0年/15.1坪) |
日暮里駅 | 190万/坪 (43.0年/61.5坪) | 234万/坪 (17.0年/27.2坪) | 241万/坪 (46.5年/19.7坪) |
上野駅 | - | - | 527万/坪 (24.7年/84.7坪) |
東京駅 | 125万/坪 (75.1年/12.1坪) | - | 751万/坪 (0年/40.8坪) |
新橋駅 | 789万/坪 (12.5年/28.0坪) | - | - |
品川駅 | 436万/坪 (28.5年/52.2坪) | - | 319万/坪 (44.0年/15.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
日暮里駅 190.0 万/坪(昨年同期比 -18.9 %)
日暮里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 190万円/坪(57.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -18.9%( -44.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 43.0年(昨年 17.0年から +152.9 %増)。平均土地面積は 61.5 坪 (昨年 27.2 坪から +125.9 %増)。平均建物面積は 226.4 坪 (昨年 69.1 坪から +227.7 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 17.0 年 → 2022年 43.0 年、+152.9 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 33.3 %)
赤羽駅 136.0 万/坪(昨年同期比 -19.8 %)
赤羽駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 136万円/坪(41.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -19.8%( -33.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 38.4年(昨年 15.7年から +145.1 %増)。平均土地面積は 17.2 坪 (昨年 37.8 坪から -54.4 %減)。平均建物面積は 23.6 坪 (昨年 32.3 坪から -26.9 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 15.7 年 → 2022年 38.4 年、+145.1 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 20.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示