【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期のJR羽越本線 (新津駅～府屋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.3万円/坪(6.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -26.0％( -7.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 56 件(１年前(2020年)に比べて -30.9％( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.2年(昨年 35.0年から -5.3 ％減)。平均土地面積は 95.1 坪 (昨年 104.3 坪から -8.8 ％減)。平均建物面積は 52.7 坪 (昨年 49.5 坪から +6.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。水原駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは坂町駅で昨年に比べ -83.9 ％、坪単価は 0.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(神山駅、中浦駅)は +5959.3 ％(坪単価 +21.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(坂町駅、中条駅)は -83.3 ％(坪単価 -10.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 49.1 ％ → 2021年 40.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 21.0 分 → 2021年 28.6 分、+36.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 28.1 ％ → 2021年 36.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 12.3 ％ → 2021年 6.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.6万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +160.8％( +29.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2020年)に比べて -57.1％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった坂町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.5万円/坪(0.16万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -83.9％( -2.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR羽越本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新津駅 | 47.6万/坪 (24.5年/61.1坪) | 18.3万/坪 (54.3年/93.2坪) | 41.2万/坪 (27.3年/81.3坪) |
| 京ケ瀬駅 | - | 13.7万/坪 (43.8年/484坪) | 12.9万/坪 (35.8年/93.8坪) |
| 水原駅 | 23.2万/坪 (21.8年/108坪) | 26.5万/坪 (36.3年/105坪) | 22.7万/坪 (33.8年/111坪) |
| 神山駅 | 21.5万/坪 (29.8年/221坪) | 0.19万/坪 (0年/127坪) | - |
| 月岡駅 | 1.6万/坪 (42.8年/126坪) | - | - |
| 中浦駅 | 25.6万/坪 (13.8年/78.7坪) | 3.5万/坪 (44.8年/109坪) | 16.5万/坪 (0年/393坪) |
| 新発田駅 | 25.0万/坪 (38.1年/67.7坪) | 46.5万/坪 (22.3年/77.4坪) | 35.7万/坪 (26.0年/85.7坪) |
| 加治駅 | - | 25.0万/坪 (34.3年/158坪) | 21.1万/坪 (33.4年/47.9坪) |
| 金塚駅 | - | 80.5万/坪 (0年/84.7坪) | - |
| 中条駅 | 3.7万/坪 (36.4年/88.7坪) | 21.3万/坪 (40.3年/150坪) | 9.0万/坪 (45.8年/52.9坪) |
| 平木田駅 | - | - | 5.7万/坪 (61.8年/98.3坪) |
| 坂町駅 | 0.5万/坪 (38.8年/151坪) | 3.3万/坪 (59.8年/124坪) | 33.5万/坪 (22.3年/69.6坪) |
| 平林駅 | 3.5万/坪 (39.8年/65.0坪) | 4.6万/坪 (23.8年/150坪) | 1.8万/坪 (22.8年/42.4坪) |
| 岩船町駅 | - | 17.3万/坪 (25.8年/60.5坪) | 0.8万/坪 (28.8年/163坪) |
| 村上駅 | 11.3万/坪 (40.6年/136坪) | 19.4万/坪 (39.4年/106坪) | 21.1万/坪 (32.3年/75.6坪) |
| 間島駅 | - | - | - |
| 越後早川駅 | - | - | - |
| 桑川駅 | 0.9万/坪 (0年/124坪) | - | - |
| 今川駅 | - | - | - |
| 越後寒川駅 | - | - | - |
| 勝木駅 | 0.3万/坪 (25.8年/212坪) | - | 6.1万/坪 (42.8年/103坪) |
| 府屋駅 | - | - | 0.3万/坪 (57.8年/72.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
神山駅 21.5 万/坪(昨年同期比 +11283.5 ％)
神山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.5万円/坪(6.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +11283.5％( +21.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 220.8 坪 (昨年 127.1 坪から +73.8 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 52.9 坪から -42.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 30.0 分 → 2021年 26.0 分、-13.3 ％と減少)
中浦駅 25.6 万/坪(昨年同期比 +635.0 ％)
中浦駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.6万円/坪(7.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +635.0％( +22.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.8年(昨年 44.8年から -69.3 ％減)。平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 108.9 坪から -27.8 ％減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 28.7 坪から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 44.8 年 → 2021年 13.8 年、-69.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 11.0 分 → 2021年 16.0 分、+45.5 ％と大きく増加)
坂町駅 0.5 万/坪(昨年同期比 -83.9 ％)
坂町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.5万円/坪(0.16万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -83.9％( -2.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 38.8年(昨年 59.8年から -35.1 ％減)。平均土地面積は 151.3 坪 (昨年 124.0 坪から +22.0 ％増)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 15.1 坪から +210.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 59.8 年 → 2021年 38.8 年、-35.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 11.0 分 → 2021年 18.0 分、+63.6 ％と大きく増加)
中条駅 3.7 万/坪(昨年同期比 -82.6 ％)
中条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.7万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -82.6％( -17.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.4年(昨年 40.3年から -9.5 ％減)。平均土地面積は 88.7 坪 (昨年 149.7 坪から -40.7 ％減)。平均建物面積は 51.9 坪 (昨年 39.7 坪から +30.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 25.8 分 → 2021年 19.3 分、-24.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 75.0 ％ → 2021年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示