【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期の北陸新幹線 (糸魚川駅～上越妙高駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.6万円/坪(7.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -26.4％( -9.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 24 件(１年前(2020年)に比べて -20.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.7年(昨年 27.7年から +3.7 ％増)。平均土地面積は 124.9 坪 (昨年 78.3 坪から +59.5 ％増)。平均建物面積は 57.1 坪 (昨年 46.1 坪から +24.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。糸魚川駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは上越妙高駅で昨年に比べ -49.1 ％、坪単価は 23.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(糸魚川駅)は -8.5 ％(坪単価 -2.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(上越妙高駅)は -49.1 ％(坪単価 -22.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 34.6 ％ → 2021年 30.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 15.7 分 → 2021年 20.5 分、+30.3 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 26.9 ％ → 2021年 13.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 30.8 ％ → 2021年 34.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった糸魚川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.1万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -8.5％( -2.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 14 件(１年前(2020年)に比べて -33.3％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上越妙高駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.1万円/坪(7.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -49.1％( -22.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2020年)に比べて +11.1％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
| 北陸新幹線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 糸魚川駅 | 27.1万/坪 (31.0年/84.5坪) | 29.7万/坪 (31.0年/72.8坪) | 28.4万/坪 (30.4年/104坪) |
| 上越妙高駅 | 23.1万/坪 (25.2年/188坪) | 45.4万/坪 (21.4年/91.3坪) | 15.0万/坪 (42.4年/56.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
糸魚川駅 27.1 万/坪(昨年同期比 -8.5 ％)
糸魚川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.1万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -8.5％( -2.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 14 件(１年前(2020年)に比べて -33.3％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.0年(昨年 31.0年から -0.1 ％減)。平均土地面積は 84.5 坪 (昨年 72.8 坪から +16.0 ％増)。平均建物面積は 49.8 坪 (昨年 45.8 坪から +8.8 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 29.4 ％ → 2021年 21.4 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 23.5 ％ → 2021年 21.4 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 41.2 ％ → 2021年 42.9 ％)
上越妙高駅 23.1 万/坪(昨年同期比 -49.1 ％)
上越妙高駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.1万円/坪(7.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -49.1％( -22.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2020年)に比べて +11.1％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 25.2年(昨年 21.4年から +17.4 ％増)。平均土地面積は 187.9 坪 (昨年 91.3 坪から +105.9 ％増)。平均建物面積は 68.6 坪 (昨年 46.7 坪から +46.8 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 22.2 ％ → 2021年 11.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 21.4 年 → 2021年 25.2 年、+17.4 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 16.8 分 → 2021年 28.1 分、+67.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 55.6 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示