【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期の名鉄豊田線 (梅坪駅~赤池駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -10.5%( -12.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 38 件(1年前(2022年)に比べて -15.6%( -7件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 13.7年(昨年 10.0年から +37.9 %増)。平均土地面積は 83.7 坪 (昨年 59.3 坪から +41.2 %増)。平均建物面積は 58.5 坪 (昨年 38.5 坪から +51.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。梅坪駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは梅坪駅で昨年に比べ +75.0 %、坪単価は 76.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(梅坪駅、日進駅)は +39.1 %(坪単価 +18.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(浄水駅、三好ケ丘駅)は -31.1 %(坪単価 -37.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 24.4 % → 2023年 22.2 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 5.1 % → 2023年 5.9 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 10.0 年 → 2023年 13.7 年、+37.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 20.4 分 → 2023年 24.9 分、+22.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 2.4 % → 2023年 13.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 58.5 % → 2023年 44.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった日進駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 121万円/坪(36.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +3.2%( +3.8万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 17 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった梅坪駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.1万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +75.0%( +32.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
名鉄豊田線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
梅坪駅 | 76.1万/坪 (32.7年/249坪) | 43.5万/坪 (29.0年/62.0坪) | 79.0万/坪 (10.0年/134坪) |
上豊田駅 | - | - | 114万/坪 (47.0年/63.5坪) |
浄水駅 | 79.2万/坪 (17.0年/57.0坪) | 122万/坪 (10.5年/132坪) | 130万/坪 (5.0年/56.0坪) |
三好ケ丘駅 | 88.4万/坪 (20.3年/106坪) | 122万/坪 (9.5年/51.4坪) | 92.9万/坪 (17.1年/58.7坪) |
黒笹駅 | 109万/坪 (1.0年/37.8坪) | 128万/坪 (8.8年/53.7坪) | 145万/坪 (3.0年/59.9坪) |
米野木駅 | - | 99.7万/坪 (19.8年/57.7坪) | 103万/坪 (0.5年/46.9坪) |
日進駅 | 121万/坪 (7.9年/76.2坪) | 117万/坪 (7.0年/45.8坪) | 106万/坪 (10.1年/64.9坪) |
赤池駅 | 100万/坪 (16.0年/50.6坪) | 128万/坪 (8.5年/69.1坪) | 134万/坪 (3.9年/53.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
梅坪駅 76.1 万/坪(昨年同期比 +75.0 %)
梅坪駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.1万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +75.0%( +32.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.7年(昨年 29.0年から +12.6 %増)。平均土地面積は 249.1 坪 (昨年 62.0 坪から +301.6 %増)。平均建物面積は 256.1 坪 (昨年 57.5 坪から +345.6 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 66.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 29.0 年 → 2023年 32.7 年、+12.6 %と増加)
日進駅 120.9 万/坪(昨年同期比 +3.2 %)
日進駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 121万円/坪(36.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +3.2%( +3.8万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 17 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 7.9年(昨年 7.0年から +13.3 %増)。平均土地面積は 76.2 坪 (昨年 45.8 坪から +66.2 %増)。平均建物面積は 42.6 坪 (昨年 30.5 坪から +39.7 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 7.0 年 → 2023年 7.9 年、+13.3 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 24.7 分 → 2023年 30.8 分、+24.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 6.2 % → 2023年 13.3 %)
浄水駅 79.2 万/坪(昨年同期比 -35.0 %)
浄水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.2万円/坪(24.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -35.0%( -42.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.0年(昨年 10.5年から +61.9 %増)。平均土地面積は 57.0 坪 (昨年 131.6 坪から -56.7 %減)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 84.7 坪から -51.8 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 10.5 年 → 2023年 17.0 年、+61.9 %と大きく増加)
三好ケ丘駅 88.4 万/坪(昨年同期比 -27.3 %)
三好ケ丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.4万円/坪(26.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -27.3%( -33.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.3年(昨年 9.5年から +113.1 %増)。平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 51.4 坪から +105.9 %増)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 34.0 坪から +20.0 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 9.5 年 → 2023年 20.3 年、+113.1 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示