【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期の名鉄西尾線 (新安城駅~吉良吉田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.7万円/坪(24.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -14.9%( -13.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 46 件(1年前(2023年)に比べて -44.6%( -37件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.9年(昨年 8.6年から +61.8 %増)。平均土地面積は 66.9 坪 (昨年 69.0 坪から -3.0 %減)。平均建物面積は 38.5 坪 (昨年 37.1 坪から +3.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。西尾口駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西尾口駅で昨年に比べ +82.3 %、坪単価は 94.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(西尾口駅、新安城駅)は +43.2 %(坪単価 +24.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(吉良吉田駅、西尾駅)は -33.6 %(坪単価 -27.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.4 % → 2024年 4.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 8.6 年 → 2024年 13.9 年、+61.8 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.9 % → 2024年 11.4 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 68.3 % → 2024年 50.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新安城駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 141万円/坪(42.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +4.1%( +5.6万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -76.9%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった吉良吉田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.1万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -33.6%( -22.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -57.1%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
名鉄西尾線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新安城駅 | 141万/坪 (1.3年/35.8坪) | 135万/坪 (8.2年/77.6坪) | 85.3万/坪 (18.0年/57.7坪) |
北安城駅 | 105万/坪 (10.5年/43.9坪) | 128万/坪 (18.0年/35.8坪) | 99.2万/坪 (7.0年/37.8坪) |
南安城駅 | - | 108万/坪 (14.4年/39.0坪) | 124万/坪 (4.5年/53.3坪) |
碧海古井駅 | 90.5万/坪 (1.0年/33.3坪) | 109万/坪 (3.0年/47.6坪) | - |
堀内公園駅 | - | 48.2万/坪 (21.0年/72.6坪) | 126万/坪 (0年/57.5坪) |
桜井駅 | 111万/坪 (4.4年/41.9坪) | 109万/坪 (11.0年/41.6坪) | 117万/坪 (0.7年/36.8坪) |
南桜井駅 | - | - | - |
米津駅 | 75.8万/坪 (9.3年/56.0坪) | 99.2万/坪 (1.0年/42.4坪) | 111万/坪 (0年/56.7坪) |
桜町前駅 | 55.5万/坪 (27.0年/52.9坪) | - | 89.5万/坪 (8.8年/44.2坪) |
西尾口駅 | 94.7万/坪 (9.8年/94.9坪) | 52.0万/坪 (25.5年/42.7坪) | 65.2万/坪 (18.0年/147坪) |
西尾駅 | 62.8万/坪 (22.3年/40.2坪) | 94.5万/坪 (6.8年/75.2坪) | 79.9万/坪 (11.9年/76.5坪) |
福地駅 | 61.5万/坪 (23.1年/70.1坪) | 77.5万/坪 (8.5年/64.2坪) | 59.5万/坪 (17.5年/64.7坪) |
上横須賀駅 | - | - | 44.1万/坪 (23.5年/120坪) |
吉良吉田駅 | 44.1万/坪 (18.2年/146坪) | 66.5万/坪 (3.6年/87.4坪) | 69.8万/坪 (0.4年/78.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西尾口駅 94.7 万/坪(昨年同期比 +82.3 %)
西尾口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.7万円/坪(28.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +82.3%( +42.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 9.8年(昨年 25.5年から -61.8 %減)。平均土地面積は 94.9 坪 (昨年 42.7 坪から +122.1 %増)。平均建物面積は 42.0 坪 (昨年 35.5 坪から +18.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 25.5 年 → 2024年 9.8 年、-61.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 16.2 分 → 2024年 13.5 分、-16.9 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 50.0 %)
新安城駅 140.8 万/坪(昨年同期比 +4.1 %)
新安城駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 141万円/坪(42.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +4.1%( +5.6万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -76.9%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.3年(昨年 8.2年から -83.8 %減)。平均土地面積は 35.8 坪 (昨年 77.6 坪から -53.9 %減)。平均建物面積は 30.8 坪 (昨年 47.9 坪から -35.8 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 8.2 年 → 2024年 1.3 年、-83.8 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 15.8 分 → 2024年 17.7 分、+12.0 %と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 69.2 % → 2024年 66.7 %)
吉良吉田駅 44.1 万/坪(昨年同期比 -33.6 %)
吉良吉田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.1万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -33.6%( -22.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -57.1%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.2年(昨年 3.6年から +399.7 %増)。平均土地面積は 146.2 坪 (昨年 87.4 坪から +67.3 %増)。平均建物面積は 51.9 坪 (昨年 34.7 坪から +49.7 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 3.6 年 → 2024年 18.2 年、+399.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 19.7 分 → 2024年 23.0 分、+16.7 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.1 % → 2024年 20.0 %)
西尾駅 62.8 万/坪(昨年同期比 -33.5 %)
西尾駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.8万円/坪(19.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -33.5%( -31.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて -73.1%( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.3年(昨年 6.8年から +230.0 %増)。平均土地面積は 40.2 坪 (昨年 75.2 坪から -46.6 %減)。平均建物面積は 26.7 坪 (昨年 38.2 坪から -30.1 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 19.2 % → 2024年 16.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 6.8 年 → 2024年 22.3 年、+230.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 23.1 分 → 2024年 29.2 分、+26.4 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 73.1 % → 2024年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示