【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年4月〜6月期の名鉄河和線 (太田川駅~河和駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.9万円/坪(24.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -13.9%( -12.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 87 件(1年前(2022年)に比べて +35.9%( +23件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.9年(昨年 11.4年から +21.4 %増)。平均土地面積は 63.2 坪 (昨年 62.8 坪から +0.8 %増)。平均建物面積は 35.9 坪 (昨年 38.8 坪から -7.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 12 駅。ほとんどの駅において下落した。高横須賀駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは高横須賀駅で昨年に比べ +73.7 %、坪単価は 104 万円/坪となった。
上位 2 駅(高横須賀駅、半田口駅)は +45.1 %(坪単価 +29.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(河和駅、植大駅)は -85.7 %(坪単価 -81.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.8 % → 2023年 17.9 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 18.5 % → 2023年 17.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 11.4 年 → 2023年 13.9 年、+21.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 14.5 分 → 2023年 16.5 分、+13.3 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 9.3 % → 2023年 13.4 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 7.4 % → 2023年 3.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった坂部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 118万円/坪(35.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +10.9%( +11.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった河和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.0万円/坪(2.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -88.3%( -60.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
名鉄河和線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
太田川駅 | 80.9万/坪 (14.5年/59.8坪) | 89.4万/坪 (22.3年/39.3坪) | 87.0万/坪 (13.8年/55.2坪) |
高横須賀駅 | 104万/坪 (3.8年/47.6坪) | 59.7万/坪 (18.3年/39.8坪) | 77.3万/坪 (16.5年/51.4坪) |
南加木屋駅 | 77.0万/坪 (12.7年/47.7坪) | 118万/坪 (41.6年/122坪) | 109万/坪 (1.9年/46.0坪) |
八幡新田駅 | 82.8万/坪 (15.4年/48.7坪) | 100万/坪 (6.1年/43.1坪) | 78.4万/坪 (13.8年/57.5坪) |
巽ケ丘駅 | 89.8万/坪 (23.3年/60.1坪) | 87.2万/坪 (12.3年/75.6坪) | 59.4万/坪 (23.3年/56.8坪) |
白沢駅 | 82.3万/坪 (12.0年/70.3坪) | 101万/坪 (0.25年/36.3坪) | 42.2万/坪 (38.3年/71.1坪) |
坂部駅 | 118万/坪 (0.8年/45.4坪) | 106万/坪 (8.3年/64.3坪) | 32.8万/坪 (36.8年/70.6坪) |
阿久比駅 | 13.1万/坪 (47.3年/69.6坪) | - | 73.5万/坪 (10.3年/68.1坪) |
植大駅 | 20.7万/坪 (71.3年/45.4坪) | 122万/坪 (-0.75年/76.4坪) | 98.2万/坪 (0.25年/43.1坪) |
半田口駅 | 102万/坪 (0.25年/59.3坪) | 87.7万/坪 (1.3年/49.9坪) | 81.4万/坪 (27.8年/58.1坪) |
住吉町駅 | 93.4万/坪 (16.6年/53.4坪) | 98.3万/坪 (0.8年/50.2坪) | - |
知多半田駅 | 86.4万/坪 (9.5年/54.8坪) | 127万/坪 (0.25年/37.8坪) | 53.9万/坪 (22.8年/48.4坪) |
成岩駅 | 76.1万/坪 (3.8年/181坪) | 74.0万/坪 (10.3年/53.2坪) | 48.5万/坪 (32.8年/76.8坪) |
青山駅 | 82.5万/坪 (6.3年/55.6坪) | 96.8万/坪 (5.1年/77.6坪) | 98.8万/坪 (7.4年/60.9坪) |
上ゲ駅 | 79.2万/坪 (9.8年/62.2坪) | 92.6万/坪 (11.8年/98.5坪) | 87.9万/坪 (6.6年/52.7坪) |
知多武豊駅 | 75.2万/坪 (18.3年/75.6坪) | 91.3万/坪 (0.25年/56.0坪) | 92.2万/坪 (18.6年/46.9坪) |
富貴駅 | 64.4万/坪 (0.25年/80.7坪) | 79.4万/坪 (1.8年/63.5坪) | 18.2万/坪 (31.8年/75.8坪) |
河和口駅 | - | - | - |
河和駅 | 8.0万/坪 (48.8年/41.6坪) | 68.7万/坪 (22.8年/93.8坪) | 24.0万/坪 (27.3年/190坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
高横須賀駅 103.7 万/坪(昨年同期比 +73.7 %)
高横須賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +73.7%( +44.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 3.8年(昨年 18.3年から -79.5 %減)。平均土地面積は 47.6 坪 (昨年 39.8 坪から +19.6 %増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 39.8 坪から -16.5 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 18.3 年 → 2023年 3.8 年、-79.5 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 13.0 分 → 2023年 15.0 分、+15.4 %と増加)
半田口駅 102.2 万/坪(昨年同期比 +16.5 %)
半田口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +16.5%( +14.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.3年(昨年 1.3年から -79.9 %減)。平均土地面積は 59.3 坪 (昨年 49.9 坪から +18.8 %増)。平均建物面積は 29.6 坪 (昨年 31.0 坪から -4.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 1.3 年 → 2023年 0.3 年、-79.9 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 10.0 分 → 2023年 6.4 分、-36.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 100.0 %)
河和駅 8.0 万/坪(昨年同期比 -88.3 %)
河和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.0万円/坪(2.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -88.3%( -60.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 48.8年(昨年 22.8年から +114.3 %増)。平均土地面積は 41.6 坪 (昨年 93.8 坪から -55.6 %減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 64.3 坪から -60.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 30.0 分 → 2023年 23.0 分、-23.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 22.8 年 → 2023年 48.8 年、+114.3 %と大きく増加)
植大駅 20.7 万/坪(昨年同期比 -83.1 %)
植大駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.7万円/坪(6.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -83.1%( -101.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 71.3年(昨年 -0.7年から -9632.6 %減)。平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 76.4 坪から -40.6 %減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 30.3 坪から +20.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 -0.7 年 → 2023年 71.3 年、-9632.6 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 18.5 分 → 2023年 8.0 分、-56.8 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示