【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期の東海交通事業城北線 (枇杷島駅~勝川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.1万円/坪(24.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -11.5%( -10.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 42 件(1年前(2021年)に比べて +10.5%( +4件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 16.1年(昨年 9.5年から +69.5 %増)。平均土地面積は 45.5 坪 (昨年 49.4 坪から -7.8 %減)。平均建物面積は 38.2 坪 (昨年 39.3 坪から -2.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。比良駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは比良駅で昨年に比べ +10.8 %、坪単価は 74.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(比良駅)は +10.8 %(坪単価 +7.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(枇杷島駅)は -67.6 %(坪単価 -62.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.4 % → 2022年 7.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 9.5 年 → 2022年 16.1 年、+69.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.2 % → 2022年 30.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 56.8 % → 2022年 32.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった勝川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.1万円/坪(29.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -7.6%( -8.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 14 件(1年前(2021年)に比べて -22.2%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった枇杷島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.8万円/坪(9.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -67.6%( -62.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
東海交通事業城北線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
枇杷島駅 | 29.8万/坪 (27.7年/47.4坪) | 92.1万/坪 (0.5年/49.2坪) | 139万/坪 (0年/40.8坪) |
尾張星の宮駅 | 52.9万/坪 (19.0年/33.3坪) | 97.6万/坪 (0年/48.4坪) | - |
小田井駅 | - | - | - |
比良駅 | 74.4万/坪 (26.0年/50.7坪) | 67.2万/坪 (16.5年/37.1坪) | - |
味美駅 | 84.3万/坪 (15.4年/38.5坪) | 80.2万/坪 (10.7年/54.3坪) | 99.0万/坪 (15.6年/70.9坪) |
勝川駅 | 97.1万/坪 (10.1年/51.0坪) | 105万/坪 (9.2年/46.6坪) | 125万/坪 (5.3年/63.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
比良駅 74.4 万/坪(昨年同期比 +10.8 %)
比良駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.4万円/坪(22.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +10.8%( +7.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて +300.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.0年(昨年 16.5年から +57.6 %増)。平均土地面積は 50.7 坪 (昨年 37.1 坪から +36.7 %増)。平均建物面積は 47.8 坪 (昨年 31.8 坪から +50.6 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 16.5 年 → 2022年 26.0 年、+57.6 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 15.0 分 → 2022年 18.1 分、+20.8 %と大きく増加)
枇杷島駅 29.8 万/坪(昨年同期比 -67.6 %)
枇杷島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.8万円/坪(9.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -67.6%( -62.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.7年(昨年 0.5年から +5437.0 %増)。平均土地面積は 47.4 坪 (昨年 49.2 坪から -3.6 %減)。平均建物面積は 41.8 坪 (昨年 32.5 坪から +28.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 18.0 分 → 2022年 16.0 分、-11.1 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 0.5 年 → 2022年 27.7 年、+5437.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示