【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期の伊予鉄横河原線 (松山市駅～横河原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.8万円/坪(20.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +14.8％( +8.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 29 件(１年前(2023年)に比べて -23.7％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.9年(昨年 28.2年から -0.8 ％減)。平均土地面積は 62.5 坪 (昨年 67.5 坪から -7.3 ％減)。平均建物面積は 39.0 坪 (昨年 40.6 坪から -4.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。いよ立花駅、鷹ノ子駅、梅本駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは横河原駅で昨年に比べ +153.1 ％、坪単価は 57.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(横河原駅、鷹ノ子駅)は +118.9 ％(坪単価 +36.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(平井駅、福音寺駅)は -47.4 ％(坪単価 -40.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 26.7 分 → 2024年 17.4 分、-34.7 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.6 ％ → 2024年 25.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.4 ％ → 2024年 10.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.7 ％ → 2024年 35.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったいよ立花駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.2万円/坪(27.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +81.7％( +41.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった平井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.9万円/坪(5.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -78.0％( -67.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 伊予鉄横河原線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 松山市駅 | - | 78.1万/坪 (8.5年/54.5坪) | - |
| 石手川公園駅 | - | 12.2万/坪 (7.5年/22.7坪) | - |
| いよ立花駅 | 91.2万/坪 (32.7年/48.4坪) | 50.2万/坪 (33.0年/67.5坪) | 74.6万/坪 (27.2年/57.9坪) |
| 福音寺駅 | 67.6万/坪 (19.8年/75.0坪) | 81.3万/坪 (25.8年/48.8坪) | 79.8万/坪 (13.3年/45.0坪) |
| 北久米駅 | 61.9万/坪 (29.8年/52.9坪) | 71.4万/坪 (19.9年/63.5坪) | 71.4万/坪 (15.7年/87.9坪) |
| 久米駅 | 20.9万/坪 (39.5年/57.5坪) | - | 22.9万/坪 (42.5年/148坪) |
| 鷹ノ子駅 | 84.5万/坪 (53.5年/81.7坪) | 45.7万/坪 (43.0年/115坪) | 18.8万/坪 (37.5年/57.5坪) |
| 平井駅 | 18.9万/坪 (49.5年/54.5坪) | 86.0万/坪 (32.0年/45.4坪) | 205万/坪 (-0.50年/88.7坪) |
| 梅本駅 | 67.6万/坪 (31.9年/58.0坪) | 50.8万/坪 (51.0年/96.0坪) | 118万/坪 (22.0年/56.0坪) |
| 牛渕団地前駅 | - | - | 61.2万/坪 (8.5年/69.6坪) |
| 牛渕駅 | - | - | - |
| 田窪駅 | - | 76.6万/坪 (0.5年/36.3坪) | 40.7万/坪 (21.0年/75.1坪) |
| 見奈良駅 | - | 71.3万/坪 (4.5年/149坪) | 77.2万/坪 (20.5年/59.7坪) |
| 愛大医学部南口駅 | - | - | - |
| 横河原駅 | 57.4万/坪 (20.9年/60.5坪) | 22.7万/坪 (43.5年/28.7坪) | 34.7万/坪 (36.9年/59.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
横河原駅 57.4 万/坪(昨年同期比 +153.1 ％)
横河原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.4万円/坪(17.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +153.1％( +34.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.9年(昨年 43.5年から -52.1 ％減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 28.7 坪から +110.5 ％増)。平均建物面積は 30.6 坪 (昨年 21.2 坪から +44.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 43.5 年 → 2024年 20.9 年、-52.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.0 分 → 2024年 19.2 分、+220.8 ％と大きく増加)
鷹ノ子駅 84.5 万/坪(昨年同期比 +84.7 ％)
鷹ノ子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.5万円/坪(25.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +84.7％( +38.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 53.5年(昨年 43.0年から +24.4 ％増)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 115.0 坪から -28.9 ％減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 56.7 坪から -52.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 10.5 分 → 2024年 6.0 分、-42.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 43.0 年 → 2024年 53.5 年、+24.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
平井駅 18.9 万/坪(昨年同期比 -78.0 ％)
平井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.9万円/坪(5.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -78.0％( -67.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 49.5年(昨年 32.0年から +54.7 ％増)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 45.4 坪から +20.0 ％増)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 18.9 坪から +12.0 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 32.0 年 → 2024年 49.5 年、+54.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 8.5 分 → 2024年 10.0 分、+17.6 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
福音寺駅 67.6 万/坪(昨年同期比 -16.9 ％)
福音寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.6万円/坪(20.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -16.9％( -13.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて +150.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.8年(昨年 25.8年から -23.1 ％減)。平均土地面積は 75.0 坪 (昨年 48.8 坪から +53.8 ％増)。平均建物面積は 45.8 坪 (昨年 32.9 坪から +39.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 25.8 年 → 2024年 19.8 年、-23.1 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 40.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.5 分 → 2024年 15.5 分、+63.2 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 20.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示