物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2023年第1四半期
2023年1月3月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2023年1月〜3月期の伊予鉄横河原線 (松山市駅横河原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.4万円/坪(24.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +7.5%( +5.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 41 件(1年前(2022年)に比べて -34.9%( -22件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 23.0年(昨年 19.5年から +18.1 %増)。平均土地面積は 64.8 坪 (昨年 64.9 坪から -0.2 %減)。平均建物面積は 38.8 坪 (昨年 45.5 坪から -14.6 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。北久米駅梅本駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは福音寺駅で昨年に比べ +102.9 %、坪単価は 112 万円/坪となった。

上位 2 駅(福音寺駅北久米駅)は +75.7 %(坪単価 +42.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(見奈良駅久米駅)は -50.8 %(坪単価 -34.5 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 28.8 % → 2023年 25.6 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2022年 19.5 年 → 2023年 23.0 年、+18.1 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 18.6 % → 2023年 30.8 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 21.0 % → 2023年 17.1 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった福音寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +102.9%( +56.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった見奈良駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.6万円/坪(6.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -69.5%( -49.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

伊予鉄横河原線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
伊予鉄横河原線現状(2023)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
松山市駅82.6万/坪
(1.0年/31.8坪)
82.8万/坪
(3.5年/52.9坪)
61.3万/坪
(37.0年/57.9坪)
石手川公園駅81.0万/坪
(1.0年/34.0坪)
87.3万/坪
(20.0年/86.2坪)
-
いよ立花駅81.9万/坪
(33.1年/65.2坪)
86.9万/坪
(21.8年/51.1坪)
65.4万/坪
(19.7年/66.6坪)
福音寺駅112万/坪
(11.8年/47.6坪)
55.0万/坪
(27.0年/154坪)
75.0万/坪
(22.7年/40.2坪)
北久米駅87.0万/坪
(1.0年/39.3坪)
58.6万/坪
(29.4年/56.8坪)
72.5万/坪
(19.6年/51.1坪)
久米駅41.9万/坪
(43.0年/42.4坪)
61.7万/坪
(26.7年/72.6坪)
44.4万/坪
(33.4年/55.1坪)
鷹ノ子駅49.4万/坪
(38.8年/109坪)
72.4万/坪
(30.0年/51.4坪)
55.4万/坪
(14.5年/134坪)
平井駅-45.8万/坪
(33.0年/68.8坪)
-
梅本駅100万/坪
(11.8年/52.9坪)
79.4万/坪
(10.6年/75.8坪)
65.2万/坪
(21.2年/54.8坪)
牛渕団地前駅-58.8万/坪
(26.0年/48.4坪)
-
牛渕駅---
田窪駅89.5万/坪
(1.0年/43.9坪)
75.8万/坪
(16.2年/46.3坪)
57.3万/坪
(11.0年/42.9坪)
見奈良駅21.6万/坪
(40.0年/75.6坪)
70.8万/坪
(33.5年/86.2坪)
6.0万/坪
(0年/78.7坪)
愛大医学部南口駅-98.4万/坪
(0.5年/43.9坪)
-
横河原駅53.2万/坪
(17.0年/74.5坪)
70.3万/坪
(4.7年/44.9坪)
21.8万/坪
(30.5年/74.6坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

福音寺駅111.7 万/坪(昨年同期比 +102.9 %)

福音寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +102.9%( +56.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 11.8年(昨年 27.0年から -56.5 %減)。平均土地面積は 47.6 坪 (昨年 154.0 坪から -69.1 %減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 137.3 坪から -81.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2022年 27.0 年 → 2023年 11.8 年、-56.5 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 19.2 分 → 2023年 10.0 分、-47.9 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 % → 2023年 75.0 %)

北久米駅87.0 万/坪(昨年同期比 +48.4 %)

北久米駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.0万円/坪(26.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +48.4%( +28.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 1.0年(昨年 29.4年から -96.6 %減)。平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 56.8 坪から -30.8 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 36.0 坪から -20.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2022年 29.4 年 → 2023年 1.0 年、-96.6 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 17.4 分 → 2023年 13.0 分、-25.4 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 % → 2023年 100.0 %)

見奈良駅21.6 万/坪(昨年同期比 -69.5 %)

見奈良駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.6万円/坪(6.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -69.5%( -49.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 40.0年(昨年 33.5年から +19.4 %増)。平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 86.2 坪から -12.3 %減)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 26.5 坪から +48.6 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2022年 33.5 年 → 2023年 40.0 年、+19.4 %と増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 6.5 分 → 2023年 10.0 分、+53.8 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 100.0 %)

久米駅41.9 万/坪(昨年同期比 -32.1 %)

久米駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.9万円/坪(12.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -32.1%( -19.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 43.0年(昨年 26.7年から +61.2 %増)。平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 72.6 坪から -41.7 %減)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 45.9 坪から -50.5 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 16.7 分 → 2023年 9.0 分、-46.0 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2022年 26.7 年 → 2023年 43.0 年、+61.2 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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